そのついでに足をのばして、創業120年を超える蔵前の和菓子屋さん、「榮久堂」へ。
お目当てはこの商品です。
「ソフトバター」 120円(税別)
終戦の数年後から販売を始め、もうすぐ70周年を迎える商品だそうです。
作り方もパッケージデザインも発売当時のまま。
裏面の一括表示を見ると、シンプルな材料で出来ています。
小麦粉、砂糖、玉子、バター、チーズ、蜂蜜、
コーンスターチ、香料、膨張剤、乳化剤
化学調味料や保存料などがあふれる今でこそ Simple is Best の思想が大切にされているけど、戦後のモノがない時代を考えると、別の意味が浮かび上がってきますね。
こういうお菓子に使えるような人工甘味料も保存料も、そんなものは無いのじゃ!という。
それどころか、砂糖も卵もバターもチーズも蜂蜜も、高級品だっただろうなぁ。。
ちぎってみると、断面はこんな感じ。(齧った跡じゃないよ!)
気泡が大きめの、ふわふわ、ほろほろの軽い生地に、バタークリーム。
見た目の比率はクリームの量が少なくて生地に負けてしまいそうに思うけれど、チーズの香りと塩気が効いているので、重くならないちょうどいいバランスなんです。
根強い人気のブランド商品なので、当然百貨店からお声がかかることもあったでしょう。でも、この商品、ここでしか購入できないんですよ。
機械での大量生産を考えたこともあったけど、手作りと同じものはできないため、今でもすべて職人さんが材料の量を微調整しながら作っているそうです。
お店を出ようと戸を開けた時、テーブルで話し込んでいた先代のおじいちゃんが、わざわざ立ち上がって何度も「ありがとうございます」とお辞儀してくださいました。
ソフトバター2つしか買ってないのに・・・おはずかしぃっ(><)
この商品の“いいね!”をまとめてみました。
・創業120年の老舗和菓子店のつくる洋菓子という珍しさ
・発売から70年近く続くブランドの安心感
・発売当時から変わらない製法が、現在では強みになっている
・当時のデザインがレトロでいい味を漂わせている
・昔ながらのシンプルさが、今の時代の要請に合っている
・百貨店から声がかかっても売らない、ここにしか無いもの
・直接販売ならではの、作り手の気持ちが伝わってくるコミュニケーションがある
ごちそうさまでした!
榮久堂(和菓子)
東京都台東区蔵前4-37-9
TEL 03-3851-6512
火曜定休
[月~土] 9:00~19:00
[日・祝] 9:00~18:00











