す【2022年5月にしたためたブログをリライトして再掲載しています】
※文末のセミナー情報は2024年5月最新のものです。
ゴールデンウィークが終わって、今日から学校が始まりますね!
今日はいわゆる五月病についてしたためました。
5月病とは、連休明けに「なんだか学校に行きたくない」「なんとなく体調が悪い」「授業に集中できない」などのメンタルの不調のこと。病とついていますが、病名ではありません。
心と体は繫がっていますので、人によっては「お腹いたい」「下痢がー」「便秘がー」「なんだか眠れない」「寝つきが悪い」など体調に不調が出てくる場合もあります。
こんな風にテンション低めのわが子を見て「休み中に遊び過ぎたんでしょ」「ズル休み?」「気合いが足りない!」などなど計画性のなさや努力不足を指摘したくなってしまう方、いらっしゃいますか?
私はそっち派でした。そんな風に言われて育ってきたこともありますし、私自身が休み明けは石にかじりついてでも出勤する「楽しんだ分義務は果たす」精神だったので、無意識に我が子にも同じ精神を求めていたんですね。
でも知ってました?五月病って4月中の過剰適応によるストレスによる症状だって。
子どもの気まぐれや、仮病などとは違うのですね。
連休明けに「ママ、学校に行きたくない」と子どもが言うのは「ママ、4月中に頑張りすぎてバッテリーがあがっちゃったから充電したい」のSOSサインなのです。
じゃあ、どうしたらいいの?ということですが、ざっくりお伝えすると「疲れたら休む」の法則に従うことです。
私は、ここで無理して学校に行かせようとすることはオススメしていません。
私自身の失敗経験なんですけど、5月病の症状が出た長女を何とか学校に行かせようとしたところ、彼女のメンタル不調は長期化してしまいました。
そして何よりも、「学校に行こうと思うのに行けない」というある意味での失敗経験を重ねたことによって、自信を失っていったんですね。
だから、私は個人的には症状が軽いうちに充電タイムを設けることをオススメしています。
充電期間は子どもの疲労度合によって数日から数週間、あるいは数か月かもしれません。
短期的には心配になっちゃいますよね。
でも人生が100年だと考えると、心配ご無用なのです。
えー、でも数か月よ⁉と驚いてしまうかもしれません。
でも、メンタルの不調は体調不良よりも回復に時間がかかります。たとえば、鬱まで進むと回復には数年単位で時間がかかる場合もあります。
親としては「大丈夫?勉強遅れない?休みグセつくんじゃない?」と心中穏やかではないと思います。
ここで勇気を持って子どもに休むことをOKし適切なケアをしていくと、子どもには自分を回復させるチカラがありますので自ら元気になっていきます。
ここからは、ケアの方法と子どもが回復するまでのママ「待ち方」についておつたえします。これは、大人にも応用可能です。
そして嬉しいことに、根本師匠のブログにも取り上げていただいてますのでぜひご覧になってみてくださいませー
まず、5月病になりやすいタイプです。
あなたのお子さんはどうですか?そして、あなた自身はいかがでしょうか。
・まじめながんばり屋さん
・がまん強く弱音を吐かないタイプ
・顔で笑って心で泣くタイプ
・期待に応えることが喜びのタイプ
・完璧を求めるタイプ
・親が上気の5つの要素を併せ持っているタイプ
・ストレスの原因から距離を置く
・子どもの気持ちを聴く
→いつのまにか子どもに親自身の気持ちを聞いてもらってしまっている場合は、だれか別な信頼できる人に頼むのがオススメです
・場合によっては小児科を受診(適切な科を紹介してもらってこともできます)
・エネルギーの回復優先で心身を休ませる
・子どもの好きなことをすることにOKを出す(ゲームでもボーっとでも)
→脳内の幸せホルモンセロトニンが分泌されることで、ストレス軽減が見込めます
ここからは、子どもに元気があれば
・お散歩をして日の光を浴びる
・生活リズムを整える
・お家の中の役割を持つ
実はこれ、不登校の対処法でもあるんです。
私もそこを心配していたので、そのお気持ちとてもよく分かります!
そんなあなたは、しんどくても弱音を吐かないがんばり屋さんではありませんか?
しんどくても弱音を吐かずにがんばることって、実は誰にでもできることではないのです。
あなたがこれまでの人生で培ってきた才能とも呼べる賜だと思います。
がんばることで上手くいく人、がんばり続けることで心がポキリと折れる人、色んなタイプがいるんですよね。
そして、お子さんは今、がんばり続けたことで心がポキリと折れた状態にいます。
ということは、お子さんには「疲れたら休む」を許してあげた方が、逆に折れにくいメンタルを育むことができるかもしれないという見方もあるのではないかな、と私は思います。
昭和・平成のガンバリスムな風潮も少しずつ緩んできていることですし。
ここがですね、五月病のみならず子育ての重要な部分だと私は思います。
・ママが自分自身を労う
・ママが自分の好きなことをする時間を持つ
・たまにはママをお休みして妻でも母でもない自分を満喫する
・ママが自分の気持ちを聴いてもらう時間を持つ(子どもや夫以外に)
不思議な一覧だと思った方もいらっしゃるかもしれません。
これ、ちょっと字面が厳しいかもしれませんが、ママが子どものストレスになることを防止する策です。
私自身が書いていてショックなんですけど、日々わが子のことを思って心を砕いている私たちが、子のストレスの源になることって残念ながらあるんです。
ご自身の親子関係で「おかん、ウザいし」心の中で毒づいたこと、ありませんか?
子どもはママに安心安全を求めます。だから近寄りたいんだけど、近寄るともれなくストレスもいただいてしまう。
この関係はお互いにしんどいと思うんです。
だって私たちは、子の幸せを思ってあれこれがんばっているからです。
なので、子どもの回復を待っている間は、ママは自分のご機嫌をとる練習をしておくと良いと思います。
とはいえですね、葛藤やら衝動が抑えきれねー!!という方もいらっしゃると思います。
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