師走というのに

 

ふしぎと

 

追い立てられてはいない

 

 

例年になく

 

落ち着いた気分だ

 

あっしは

 

旅のことばかり考えるようになった

 

🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁

 

仕事、山積みの案件などをすべて

 

棚上げ

 

うっちゃり

 

放り投げて

 

さっさと

 

旅にでたのだった

 

  京都 四条大橋から鴨川を眺む

 

どーも

ハミでやす

 

みなさま

ご機嫌よろしゅう

 

 

ドラクロワ属で

 

朝に呻吟するあっしだが

 

予想外に

 

早く目覚めてしまい

 

早々にホテルをでた

 

待ち合わせまで

 

時間はたっぷりある

 

 

四条大橋からの

 

鴨川の風景がすばらしすぎて

 

あっしは釘付けでやす

 

水鳥たちが

 

誘っております

 

橋を下りて

 

河原を歩きはじめた

 

あっしは気に入りの場所に

 

長く佇む習性がある

 

 

約束がなければ

 

日がな一日

 

お腹が空くまで

 

ここにいたことだろう

 

あっしにとって川辺は

 

心の落ちつく場所なのでやす

 

祇園さん、(八坂神社)へ向かう

 

八坂神社で

 

待ち合わせ

 

今生で

 

はじめて会う方だが

 

懐かしい想いがあふれる

 

ようやく会えましたね

 

 

京都祇園 八坂神社

 

主祭神は素戔嗚尊(すさのをのみこと)

本地仏 薬師如来

 

疫病除けの神社としても知られている

 

  大国主神(おおくにぬしのかみ)  縁結びの神様でやす

 

大国主神と因幡の白兎  (妻と出会うきっかけとなった白兎)

 

縁結びの神様

 

修学旅行の高校生たちが

頬を染めて

お参りしていた

かわいいな~

好きな人のことを

思い描いて

祈っているのだろう

しぜんに手を合わせる所作

時代は変わっても

日本人の魂は

普遍であるぞよ

 

 

 

初対面なのに

 

懐かしい人と

 

十年来の友人のように

 

キャッキャッ言いながら

 

お参りする

 

不思議だが

 

まったく違和感はない

 

あっしの裡側の

 

深い箇所

 

もはや深すぎて

 

関知できないところから

 

さざ波が立ったようにおもわれた

 

熱いものがこみ上げ

 

あっしは

 

陽射しが

 

まぶしい、ふりをした

 

 

千年の都

 

京都をそぞろ歩き

 

非日常を味わう

 

あっしは

 

──時空を超えて、ここにやってきた──

 

そんな気分に浸っていた