満天の星空は

言葉では表現しようのない美しさ

だが

底知れぬ恐ろしさも

同じくらい秘めている

 

山並みのなかで

凍える夜に空をあおぐと

畏怖のせいで

下腹部が痛み始め

足が不安定になり

立っているのが覚束ない

怖いのはきっと宇宙について

なにも知らないから

この美しさに終わりはあるの

終わりがあるとすれば

始まりがあった

始まりってなに

そもそも無限ってなに

 

宇宙は膨張をつづけている

すべての銀河が

わたしたちの住む天の川銀河から

遠ざかっている 

 

そんなデータを読むと

膨張できるんだから宇宙の外に

余白、スペースがあるのかと

おもえてくる

しかしそんな空想も

すべては三次元世界の思考でしかない

 

この重すぎる肉体を手放し

身軽になれば

もっとイメージしやすいのかもしれない

 

人間の細胞は無数の原子でできている

原子は素粒子(量子)でつくられる

素粒子は時間も空間も超えられる

量子動力理論という物理法則を

つきつめると

そういう結論になる

 

わたしたちは時を超え

宇宙空間を自由に移動し

宇宙の果てを目にすることが

できるかもしれない

 

宇宙に果てがあればの話ですが