何年ぶりになるだろう
新潟の海だ
あっしは
この風景に
一種、ノスタルジーをかんじながら
海岸をそぞろ歩いた
どーも
ハミでやす
みなさま
ご機嫌よろしゅう
おーい! トリト~ン
お決まりで、
海に向かって叫んでみた
いぜん、奄美大島の海岸で
抜刀斉~(ばっとうさ~い)
と、叫んでひんしゅくを買ったので
今回は軽めで決めてみた
てなわけで、
ようやく
短い夏休みをとることができたあっしは
日々の鬱積を晴らすべく
意地でも
夏休みっぽいことをして
過ごそうと決めていたのでやす
日照りつづきのある日、
あっしは
新潟県村上市へと向かった
宿泊先は
むろん、温泉である
あっしといふ人間は
無類の温泉好きであります
温泉に浸かることで
一瞬にして
波動が上がり
感謝のエネルギーが溢れ
湯に浸かりながら
むやみに
泣いてしまい
すべてのものに
感謝感激してしまう傾向があるのです
「瀬波グランドホテルはぎのや」
ホテル8階の
展望大浴場は
たいそう気持ちが良うございました
温泉に浸かっていると
時間が経つのも忘れてしまいます
夜は
温泉街の居酒屋
「波具」
にて
なぜか、地元の方と
カラオケ、ということに。
波具の吟味されたお造り
栃尾の油揚げ
岩牡蠣
翌日は
三面川の河口右岸にある
多伎神社
を参拝いたしました
車を停めるスペースに
車を停めれなくなっていて
(海水が浸潤しているため?)
アクセスに苦労いたしました
海沿いの遊歩道をしばらく歩く
波を被るときもある
足もと注意
義経が奥州へ逃れる途中に立ち寄ったとされる
しばらく歩いたら
お腹が空いて
めまいに襲われた
炎天下に
ドラクロワ属を
歩かせるなど
あってはならぬ
命に係わることだ
この土地の
イタリアンを予約していた友人は
昏倒するまえに
さっさとあっしを
レストランに連れていったのだった
古民家を改装なさったお店のようです
村上市 イタリアンレストラン「アンフォラ」
土地の食材が活かされている あらゆる素材が一体となって
アマダイのなんとか…憶えていないが美味かったぞな
魚介の入ったミートソース
ドルチェ
アンフォラ、とは
古代に地中海沿岸でワインやオリーブオイルなどを運搬、保存するために使われた陶器の壺のこと、らしいです。
お腹が満たされ
不機嫌な眉間の縦皺も消え
あっしには
つかのま
笑顔が戻った
おいしいお料理を頂くと
太陽を呪う
ドラクロワ属の蒼白き頬にも
やんわり色が差すようで
レストランでは
心穏やかな時間をすごすことができた
さて
村上といえば
鮭の町である
三面川を多くの鮭が遡上する
平安時代には朝廷に鮭を献上していた歴史があるのだ
鮭~、つまみに鮭 買ってくべ~
その土地の
おいしいものをいただく
それは旅の醍醐味
これで残暑も乗り切れるっしょ
あっしは
殺伐とした日常に
ほんの僅かだが
穏やかさを取り戻していた
楽しかったよ
また来るよ むらかみ!