『セトウツミ』2016年 | はみぴよさっちゃんのブログ

はみぴよさっちゃんのブログ

映画と音楽。TVドラマ、インコ大好き☆
今日も気ままにブログライフ~


池松壮亮×菅田正輝という

今や日本映画界をグイグイ牽引する

若手実力派俳優ふたりが。


川べりで座って、ただひたすら

しゃべくる映画を

大森立嗣監督が75分のカタチに

作り上げた。

原作は、此元和津也さんの

別冊少年チャンピオン連載マンガである。







わたしが長年大好きな芸人

板尾創路さんがこんなコメントをしてる。


5年後に天下を取る
漫才師コンビ「セトウツミ」の
今を観ているようだ…




大笑いする内容とはちょっと、違う。


始終、ニヤニヤしてしまうやつなんだ。


大阪の普通の男子高校生ふたりが

川を眺めながら

ただ 普通に 

なーんもあらへん会話を


なんとも言えない絶妙の間で、交わす。




永遠に。




第1話、2話、3話、ときて第0話。

そして4話、5話、エピローグ。

こんな構成になっていました。



特別な事はなにも、ない。



人並みに家庭の悩みもあったり

気になる女子も居たり

威圧的な先輩にビビったり

家の部屋にでっかいクモが出たり(笑)





瀬戸(菅田くん)は部活を辞めて、暇。


内海(池松くん)は

塾に行く前の時間を持て余して、暇。



ウツミ曰く

「お互いの利害関係が一致しただけ」


そんなこんなで

5月のある日から雪のちらつく冬までの

二人の世界を



この上なくシンプルに

ひたすらシュールに描く

ニュータイプの青春映画だ♪♪♪









どうでもええ話が出来る

友達ほど 

大切なんだよね、きっと。


家族も、同じく。


毎日のように顔を合わせ


特別、オモロイ事を喋らなあかん訳もなく


あたりまえのように

そばにいてくれる人の大切さ。





ないですか?


「あれ?自分、なんでこの人といつも

一緒に居るんだろ」って


ふと、あるとき考えてみたりして。


対した共通点もないのに

自然と引きつけ合って


気付けば 今日も明日も

共に過ごす時間が続いている友達。。。



この映画を観たらね。


大好きな友達にとっても会いたくなるよ~おねがい



そしてね


哀愁漂う中年のオッサンや


うるさいオカンやダメなオトンも


いとおしく感じちゃうよ~にやり



もっと軽く笑い飛ばせる映画かと

思っていたのに


なんか、じぃーんと、沁みたわぁ✨


個人的には


お調子者で 

思った事を素直に言っちゃうタイプで

全く面識もなかったはずのウツミに

スッーと話しかけてゆくセトと



エピソードゼロで

話しかけてきてくれるクラスメートに

心の中で(どいつもこいつも…)と

鬱陶しく感じて呟いてしまう

ひたすら塩対応なウツミの対照的なキャラと


二人のあまりの温度差が可笑しくもあり


他の人にはクールすぎるウツミなのに

何故か

セトにだけは

初対面の日から

セトのペースにのまれたかのように

会話が成立してしまうあの瞬間が



とーーーっても、印象に残ったニヤリ



他人と自分から距離を置きがちな

ウツミだれども

知的で人を惹き付ける魅力があって

だからこそ

セトもそんなウツミのイケメン気質に

吸い寄せられたんだろうし


逆に

勉強も好きじゃなさそうだし

チャラくて調子が良くって

部活も辞めちゃうように

何もかも中途半端~な、俺。って

自分で言っちゃうよ~なセト。


そんなセトに、自分には無い魅力を、

感じちゃったんであろうウツミ。



そんな二人が

愛らしくて~


なんか、幸せにしてもらったわ照れ



甲乙付けられないセトとウツミ。



どっちも可愛すぎじゃろ‼‼





セトがネロになるくだりと

いつもクールすぎるウツミが

セトと夏休みに花火をする時と

セトの誕生日を祝う時には

年相応にテンションが上がっちゃうシーンに


キュンキュンさせられたー照れキスマーク音譜音譜音譜




菅田くんと、池松くんだからこその


絶妙な掛け合いなんだなー



『そこのみにて光輝く』の菅田くんも

『MOZU』の池松くんも

最高に良かったけれど

今作みたいに

しゃべくりだけで魅せるという

高すぎるハードルを


この二人は スマートに超えてきた。


大森監督の力量にも、拍手を贈りたい♪



続編希望。



皆さんも是非ともご覧くださいませオカメインコ




予告編どうぞ☆

【映画】セトウツミ 予告集 “特報” 全4篇【trailer】





                  CM Theater 003様よりお借りしました。