こんなご時世において、呑気に肌のことを書いてるのもどうかと思ったのですが、
脳内すべてがコロナ対策で占められてしまっては精神的にもよくないので、息抜きも兼ねてやっぱり書くことにします。
突然ですが、人たるもの、全員が同じ設計図、もしくは白紙で生まれてくるわけではありません。
各自の設計図を元に生きています。みんな同じ金太郎飴ではありません。
こんなのはド素人でも体感で分かるレベルの話ですが、
昨今、なんでも同一・平等という類の解釈が美徳のように扱われているきらいがあり、
ヘタレな私などはややもすると惑わされがちなわけです。
という背景から、改めて書いております。
個人的な価値観としては、甘んじて現実を受け入れ、生きるにあたりそいつを念頭に置いておくことが重要ではないのかと。
今回はそんな内容をゴン攻めしていきますが、過去の記事と被るのは毎度のことなのでどうかご容赦ください。
さて、普段生活していて、顔立ちや身長において遺伝の関与を否定する人はそう見かけないでしょう。
むしろそっくり親子を見て「あぁ遺伝だねー」とか普通に言うくらいで。
しかしながら肌の美しさとなると、その方程式は秒で崩れ去るんですよ。どういうわけか。
急に、ひとえに「本人の努力の結果」となりがちな風潮に、こちらはグレそうになります。
また勉学も肌と同様の扱いです。
真面目に励めど平均に遥か遠く追いつかない子供もいるわけですが、安易に怒られたり怠けてると評価されたりします。
まぁひどいもんです。
この事象に対しては、常日頃からチャンスさえあれば児嶋だよの威勢で遺伝だよと叫んでやりたいと思っているくらいです。
このような事態のキーマン「遺伝子の影響を認めない団」の実態は次のように推察しています。
・人間如きにはどうにもできない遺伝子という最大級の不平等を、表立って認めるのは倫理的にヤバいだろという気遣いの人。
・↑の世界で生きてきたため、スタートラインはみな同じだと本気で信じている熱い人。
・「努力」の神格性が薄れるのを懸念して、見て見ぬフリorマジで気づいていない指導者。
・成功を得た要素の割合が「自分の努力<生まれつき」だとちょっと気分がよくない勝ち組メンバー。
しかしですよ。
これは危険な側面もあると思うのです。
将来に関わる教育方針や、薬の処方、治療法などなど、命に関わる部分でもあるでしょうから。
遺伝の影響というものは確実に存在するので、臭いものに蓋的扱いはよろしくないでしょう。
もちろん私にも分かりやすい遺伝子の影響があります。
バッチリあるので、こうしてしつこく15年もブログを書くのです。
主に<重症ニキビ・クレーター><超虫歯体質><30年間163cm48.5kg>(妊娠時以外)あたりですね。
何をしても何をしなくても、肌はボコボコ・虫歯だらけ・まったく太らない、という人間でした。
知人から見知らぬ人にまで肌を嘲笑われ、細くていいなぁと羨ましがられる、なかなかディープな半生を送ってきました。
このようなメリデメ両方体験型タイプは、否が応でも「心身に起きる事象の大半は体質ゆえ」だと実感させられることになります。
では「絶望的ネガティブ要素なし+恵まれた要素を享受」という勝ち組の方々について考えてみましょう。
彼らの中には、「ひとえに自分の努力によって勝ち得た栄光である」と考える人も一部いると思われます。
努力の方向性や熱量が「正、誤、微々たる影響のみ」のいずれかに関わらず、です。
そりゃ、現に素晴らしい結果を手にしているわけですからね。
もちろん努力自体は素晴らしいんですよ。自己肯定感も上がります。
そこではない、別の方向で懸念点があるわけでございます。
・成功者の持つ遺伝的要素を度外視し、「努力」「メソッド」が真偽不明なまま称賛され拡散されることによる弊害。
・ハンデとなりうる不可抗力な遺伝的要素に気づいてもらえず、傷つけられたり怠惰と評され生じるダメージ。
そう。努力で得られる結果には限界があり、また、同じ努力でも人により大きな個人差が生じます。
このことは確信しています。例えば虫歯。
キレイに磨いていると歯科医に褒められる私は虫歯ができ、1日1回の歯磨きすらすっぽかすことがある旦那はまず虫歯などできない。
そこで私は、檜ジェル使用、フロス、ピック、ロイテリ菌摂取で口内環境を整える努力を継続。
これにより自分比での虫歯発生率は下がったものの、サボる旦那の足元には到底及ばない。そういうことです。
そう。努力を神格化もしくは美化し過大評価しすぎるのがまずいと言いたいのです。
この個人差を「努力の有無で生じる点数の振れ幅」に落とし込んで考えてみましょう。
※数字は適当です。
私はどういうわけか太らず、長らく「太らない度」90~95点ぐらいでした。
怠惰に暮らしても90点、よく歩く時期は95点。こんな感じで生きてきてしまいました。
「努力」はあろうがなかろうが、振れ幅は超高水準の中の5点の間だけなのです。
例えば太らない度30~40点要素を持つ人は、振れ幅が30~40点の間というイメージ。
だから私が
「小学生の頃は20時に寝て、胚芽米食べて95点の体重をキープしてきました。
みんなもこれをやれば95点バディになれるよ!」
と言ってお金取って発信してしまうのは違うだろ、というのは容易にご理解いただけると思います。
しかしそれが美肌ミューズの場合は通ってしまうのです。
その美肌コラムを見た無自覚30点肌の人は、
「この方法を真似すれば98点になれる!」と幻のゴールに向かって、
現実を突き付けられる事件が起きるまで不毛な努力と散財をすることになるのです。
さて、そんな私の「美肌度」というと、-100~30点くらいでした。
毎朝、複数の新規爆発ニキビの痛みで目が覚め、潰そうが潰さなかろうが高確率でクレーターになり、
街中歩いてるだけでキモイだのブツブツだの言われ、
どこかの子供からは「ママあの人の顔・・」と指さされてたので、余裕のマイナスです。
幼少のころから20時寝6時半起き、胚芽米食を続けてもです。
どうあがこうが30点以上の肌にはなれなかったわけです。
そう、どうしたって「遺伝で定められる振れ幅の範囲内」の最高値までなのです。
そんな強固な限界を突破するには、目の前で親友クリリンが爆発させられ覚醒してスーパーサイヤ人になるくらいの衝撃が必要です。
さて、愚痴りますよ。限界突破の説明のためです。我慢してください。
特に若い女の-100~30点肌には世間はことさら冷たく、就活も周囲の人からの扱いも全て超ハードモードでした。
無意識に「こいつ汚いし雑に扱っていい」とか「女として格下だ」という概念を持つ人は少なくないのだと、
あの肌を通して嫌でも知ることになりました。
先日の某メンタリストの炎上からも窺い知れますが、ほとんどの人は自制心はあるものの
普段表に出さないだけで程度の差こそあれ残酷な価値観はゼロじゃないのかな、
人間なんて所詮そんな程度なのかな、と芥川龍之介みたいな心境になったりもしました。
顔に活火山をいくつも抱えていた最盛期は、家で大袈裟じゃなくリアル大発狂もしました。
美容部員の研修最終日の作文では「周りは全員肌がきれいで自分の顔を八つ裂きにしたいほど惨めだった」とも書きました。
トレーナーはもちろんドン引きでした。
このあたりがある種のスーパーサイヤ人への覚醒だったのかもしれません。
どうしたって生きづらい。
なんとかして天から授かったマックス30点肌に抗いたい。
ウッチャンに「突破!」と言わせたい。
と考えるようになりました。
そして辿り着いた手段が、TCAで肌を溶かしてダーマスタンプでぶっ刺し流血したところに、
血ヘド吐いてやっとたどり着いた特別な成長因子群を導入して湿潤療法と組み合わせる。
これだったわけです。
今もまだまだ人並みには到底及びません。
でも気づけば、通りすがりに罵倒する人も肌をけなす知人もゼロになったので、
たぶん30点の壁は破れたものと思います。
だからと言って、舞い上がって同士に「これをやればクレーターが良くなるよ!」とは書きません。
近い点数の振れ幅仲間でも、他の遺伝要素の違いを考えれば一概にこれが正解とは言えないからです。
成功も失敗もしている個人的な体験談に過ぎない、としつこいくらい書くのはそのためです。
自分自身の記録がてら垂れ流している中で、情報の一つとして誰かの役に立てれば御の字というものです。
責任だって取れませんのでね。
そういえば、過去にこんなメッセージをもらったことがあります。
「AQがそんないいものなら、なぜ資★堂やディ▲ールみたいに出てこないのですか。
あなた回し者じゃないんですか?」
これも、振れ幅の分布の遠い方で温度差ゆえ生じたお声かなと思いました。
まあ自主的な回し者であるのは認めるところですが、良い商品=大ヒットというわけじゃないです。
極論を言えば、マーケティングが神ならば平凡な商品でもめっちゃ売れます。
AQSkinsolutionsは、私のような年季の入ったクレーターをも驚くほど再生してくれました。
クレーター改善経緯の写真は、みなさまの夢に出てきそうなほどしつこくアップしてきております。
もちろん改善はAQだけではなくTCAや湿潤療法との組み合わせで得た結果ではありますが。
美肌度70点くらいの人が使っても良い商品でしょうが、彼らは元の肌がかなりいいので
マイナス点から引き上げてもらった私ほどの感動は得られないでしょう。
そうなれば、店頭やAmazonでついでに買える商品とか、
どうせ5桁出すなら気持ちがアゲアゲになるラグジュアリーなブランドにしようと考える人が大半だろう。
と推測します。
AQはコアな人の救済を軸に存在していてくれればいいのです。
メーカーの方に見つかったら首絞められそうですが。
とまあ、こんな長ったらしく書いてまいりましたが。
何が言いたいかというと
「自分の設計図をちゃんと見ましょうよ」という冒頭の主張、これです。
伏線回収にすらなっておりませんでした。これはこれはお粗末さまでした。
汚肌体質を認めるのは楽しい作業ではないですが、長い目で見れば受け入れた方がある意味諦めもつき、
地に足の着いた身の丈に合った有意義な対策ができる可能性が上がる、
という大きなメリットを享受できるのです。
なにげにこの考え方は、肌や学業だけにとどまらず、
多くのことに代入できるそこそこ汎用性の高いものだと思います。
そうそう。
みなさま、こんなご時世ですから自身の免疫機能をしっかり調整していきましょう。
一部ですがこんな具合です。
言わずとしれたマルチプレーヤー。
免疫機能の最適化を狙うなら尚のこと欠かせない。
桜木花道がウイルスの複製をふんふんディフェンスしてくれる。
ソラレーマグネシウムアスポロテート 400mg 100粒
クエン酸マグネシウム等のキレートされたものが吸収性に優れています。
要らんもの、悪い奴らを追い出したり、代謝の陰の主役。
経皮吸収もするので2カプセルほどを湯船に溶かしたりもします。
言わずと知れたビタミンC。メガ投与(数回に分けて3~5g)
風邪っぽい時に1~2時間おきに飲むと回復度がかなり違う。
DHCビタミンCハードカプセルは中身が出せるので、ジュースに混ぜて子供にも飲ませやすいです。
このあたりはiHerbで買うとお得なので、利用するアイテムも多いですね。
さらに、質的栄養失調に鋭く切り込む精神科医藤川徳美氏にどハマりしておりまして
推奨のホエイプロテイン+キレート鉄+低糖質も始めて、備えています。
かめはめ波風味という名の炭酸抜きデカビタC味。
そこに数gの重曹とクエン酸を入れると、シュワシュワの炭酸が加わり紛れもなくデカビタC。
重曹クエン酸で体をアルカリに近づけながらタンパク質も摂れるちょい足し技。オラわくわくしてくっぞ。
混ぜるとにわかには信じられないかもしれませんがチョコバナナ味になるのでとても美味しい。
詳しくは藤川先生の本を読んでいただきたいですが、
開始2ヶ月目で、この一番暑い時期にも関わらず疲れづらくなり、メンタルもさらに強くなったように思います。
日本に多いヘム鉄より吸収がよいキレート鉄。
体のあらゆる生命活動の要「代謝酵素」。
こいつの構成成分は「タンパク質とミネラル」ですからね。
マグネシウムや鉄等は個別に摂っているものの、イオン化ミネラル70種以上の希望の命水は欠かしません。
なぜかなれば、ミネラルはバランスを取ることでよりよく働き、
さらに、バランスが崩れたまま特定のミネラルだけを多く摂ると不調をきたす恐れもあるためです。
まずベースを整える。何事も基礎固めが肝要なんだと教えられているかのようです。
こちらももう5年ほど続いてます。
もうかれこれ1年半も未曽有の事態が続いていますからね。
なにより体と精神が資本であります。
早く、肌で思いっきり悩めるような平和な世界に戻っていただきたい。
ともに乗り越えてまいりましょう。