エズという小さな村に到着しました。標高は750mぐらいのようです。
ホテル以外ほとんど何もないところを想定していましたが、
スーパーはあるし、飲食店も多数あり、ホテル以外でも楽しめそうな感じがしました。
今回宿泊するホテルはLa Chevre d’Or。5つ星です。
狭い坂道を上がっていくとホテルのゲートに到着し、
ここで荷物と車を預かってもらえます。駐車場は宿泊者でも有料です。
車を降りるとホテルのコンシェルジュのところまで歩いていきますが、
この遊歩道がなかなか素晴らしく中世ローマ帝国に迷い込んだような雰囲気があってワクワクします。
コンシェルジュからホテルについて説明を受けると、部屋に案内されました。
部屋は岩をくりぬいて作っているためか、全て大理石でできています。
メゾネットタイプでとても広く、1Fにバスルームとトイレとダイニング。2Fには寝室があります。
娘には「お部屋の中にプールはないの？」と聞かれましたが、今回はありません。
（いつもプール付の部屋を確保するので、あるのが当然と思われたようです・・・・）
少し歩いたところにプールがあることを教えてあげました。
1Fのお風呂はとても広くジャグジー付き。なかなか快適です。
2Fの部屋からは地中海を眺めることが出来、いつまでもここに居たくなってしまいます。
今回はホテルの宿泊も目当てですが、より楽しみなのが食事です。
こちらのホテルには4つのレストランがあり、そのうちのひとつにミシュラン2つ星のレストランがあります。
面白いことにこのレストランは７月から８月については月曜から水曜日まで休み。
リゾートのレストランが週３日休むなんて日本では考えられないことです。
ですので、事前にメールでランチタイムの予約をしておきました。
もちろん子連れでもOKであることを確認しましたし、子供用メニューもリクエストしておきました。
パリの2つ星は子連れNGですが、郊外はほぼOKです。
さて当日。
ランチタイムのOPENは12:30。ドレスコードがあるお店なので、
わざわざこのために日本からジャケットを持参して臨みました。
しばらく1Fの待合スペースに待機した後
案内されたのは窓際の角の特等席。宿泊した部屋のプライオリティなのでしょうか。
晴れて真っ青な空と、眼下には濃紺の地中海とサンジャンカップフェラ半島が見え、
優雅にクルージングしている船が多数見えます。
これほど素晴らしい景色と快適な空間はほかに無いかもしれません。
（日本で近いとすれば洞爺湖のミッシェルブラスぐらいでしょうか。）
見える黄金の山羊がLa Chevre d’Or になります。
ランチコースは4種類あります。もちろん1番高いものを選択しました。
娘にはトマトソースのパスタの提案がお店からあり、それをお願いしました。
コースの構成は以下の通り。
アミューズ、前菜2品、魚料理、メイン、デザート、小菓子、カフェ(別料金)
娘の注文したトマトソースのパスタです。
トマトが美味しく、チーズが美味しく、流石フランスという感じでした。
アミューズです。
パンです。
パンはまだまだ出てきます。
前菜です。
魚料理です。
メインも魚料理でした。
目の前でソースをかけてくれるのは楽しいです。
デザートです。
エスプレッソとカプチーノは別料金でした。結構高いです（笑）
小菓子は食べ放題です。
全部食べたいところですが、少しだけにしました。
最後にお土産を貰いました。
特筆すべきは厳選された素材を絶妙な火加減を通していることと、
ソースが格段に美味しいこと。
クラシカルなタイプでありながら、軽い仕上がりになっていて多くいただけました。
最後の小菓子は本当に理想的なもの。これまでの中で一番でした。
昨日は隣の1つ星のCH.Ezaに行きましたが、内装・料理・サービスどれを取っても格が違います。
将棋の駒でたとえると、こちらのシェブルドールは飛車。隣のCHエザは桂馬ぐらいですかね。
娘もこちらのほうがずっと美味しかったと言っていました。
もし、エズの村に訪れる予定のある方で、EzaかLa Chevre d’Orのどちらのレストランに行こうか悩んだら、
少し高いですが、La Chevre d’Orの方を断然お勧めします。間違いありません。
La Chevre d’Or
(+33) 0492106666
rue du Barri - 06360 EZE VILLAGE
http://www.chevredor.com/fr/chateau-chevre-d-or-eze-official-site.php