市報さいたま岩槻区版、今月の表紙は『岩槻古城八景』。


廃藩置県の後、旧岩槻藩の記憶が薄れていくことを憂いた旧藩士たちが、明治時代になってから絵師に描かせた岩槻城の情景です。

大手門を描いた第二景「鵜首夕照」が有名ですが、今回は第七景「船入口帰帆」に目が行きました。

「船入口帰帆」が描かれた地点は、↓の地図の⑦。久伊豆神社の裏手の元荒川河畔です。


今日、⑦の場所は、凹地形や小さな沼があるだけですが、かつては元荒川が流れていました。

第七景「船入口帰帆」の絵は、↓。


なかなか、風情がありますね。

明治時代に描かれた、美化された江戸時代の思い出ではありますが、でもやはり、こんな眺めがあったと思いたいですね。