(改題しました。原題は『無想会セミナーの“習いドコロ”①』です)
沖縄武道空手・無想会の次回セミナー(東京会場5/13-14)に参加することにしました。
無想会セミナーサイト
週末2日間を丸ごと使ったこのインテンシブなセミナーに参加するには、息子をどこかに預けなければなりません。
おそらく、幼稚園時代のママ友さんに1日、もう1日は父親(息子のじいじ)を呼び出して息子の世話をお願いすることになるでしょう。
お世話をする側にも、息子にも負担を掛けて(息子は楽しみそうな気もしますが)、父親の趣味に没頭するわけですから、漫然と過ごす訳にはいきません。
そこで、次回セミナーの“見どころ”ならぬ、“習いドコロ”を事前に整理しておこうと思います。
※
実は、前回参加して初めて知ったのですが、無想会の丸2日間セミナーは、いくつかの“単元”に分けられており、それらを個別に受講することが可能です。
(このブログでは、「土日まるごと2日間!」と繰り返し書いてきましたが、それは全“単元”を受講した場合の話です。ちょっと極端に書きすぎました)
今回の2017年春セミナーは、空手に加えて棒術もやるそうですので、大きく四部構成になるはずです。
この1.~4.のそれぞれに、“習いドコロ”があります。
本稿では、まず1. の初回限定セミナー兼会員特別稽古から。
※
セミナー初日の最初の“単元”が、初回限定セミナー兼会員特別稽古です。
「初回限定セミナー」の名称から推測されるように、無想会の空手の基礎基本を1から学ぶことになります。
前回の2016年秋セミナーにおいて、私はまさに「初回参加者」として、このセミナーを受けました。
その時に習ったのは、
どれも衝撃的でした。
【参考】『行ってきました、沖縄空手・無想会セミナー』
まず、基本中の基本のはずの立ち方が全くできていなかったことを思い知らされました。
本部朝基が『私の唐手術』の中で指摘していた、“誤伝”としての糸洲系のナイファンチ立ち(膝を内に締める)(※)と、松村宗昆のナイファンチ立ち(膝を外に張ることで瞬時に動ける姿勢)を、初めて体で理解することができたのです。
【参考】『本部朝基の「八文字型」ナイファンチの謎』
(※)本稿は、糸洲安恒によるナイファンチ立ちの改変を否定または批判するものではありません。首里手と那覇手の融合を図ったための行為であったであろう糸洲安恒の改変は、空手史全体を俯瞰する総合的なパースペクティブからの評価が必要だと思います。ただし、糸洲安恒が松村宗昆時代のナイファンチを改変した事実は、他ならぬ直弟子・摩文仁賢和の書籍での解説や、証言からも明らかです。
突きの威力にも驚愕しました。
「初回限定セミナー」は、「会員特別稽古」を兼ねており、無想会会員も参加しています。
会員は、新垣師範に基礎ができているかチェックしてもらうと同時に、初参加者への指導も行います。
前回初参加者だった私は、「いんちょ」さんに指導してもらいました。その時、いんちょさんが“かる~く”放った突きの威力にたまげてしまったのです。
あの時の衝撃が、その後のひとり稽古に繋がっています。
今回、「会員特別稽古」枠で参加する私は、まず新垣師範に基礎ができているかのチェックを受けることになります。
そして、初参加者の方がいれば、あの時の「いんちょ」さんのように“指導”の一端を担うことになるのかも・・・??? いや、これは早過ぎですね(笑)。
私は、諸先輩方の指導を、横でサポートするくらいでしょう。
例えば、ナイファンチ立ちの膝チェックや、突きの際の肘の正中線への寄せのサポート(肘を外から押してあげる)などなど。
いずれにしても「初回限定セミナー(兼 会員特別稽古)」は、私にとって、あの日の衝撃にその後の自分がどこまで近づけたかを測る試金石となる二時間となるはずです。
それらが、初日の最初の二時間で明らかになります。
ここが、今回のセミナーの最初の“習いドコロ”です。
緊張してきました・・・(笑)。
あ、でも、前回の私がそうでしたが、初参加者の方々は、リラックスして“初体験”を楽しんでいただければよいので、緊張は不要です。
緊張するのは、稽古歴の浅い会員のみです(笑)。
※
この最初の二時間に向け、基礎を磨こうと思います。
緊張しまくる私のこの投稿を読んで、興味を持たれた方は、ぜひご連絡を。
(コメント欄でも、メッセージでも)
新垣師範の空手について、語れる仲間、稽古仲間を、少しでも増やしたいと思っています。
ぶっちゃけ、この最初の二時間(「初回限定セミナー」)だけを受けるというのも、アリだと思います。
私が見たところ、前回セミナーの参加者の過半数は、“所属流派の空手をメインに稽古しつつプラスアルファの勉強のために新垣師範に習いに来ている“という方々です。
敷居は低いと思います。
※
2.~4.の“習いドコロ”は、別稿にて。
【追記】
・2.の“習いドコロ”を書きました。→『実戦型としてのナイファンチを再確認せよ』
沖縄武道空手・無想会の次回セミナー(東京会場5/13-14)に参加することにしました。
無想会セミナーサイト
週末2日間を丸ごと使ったこのインテンシブなセミナーに参加するには、息子をどこかに預けなければなりません。
おそらく、幼稚園時代のママ友さんに1日、もう1日は父親(息子のじいじ)を呼び出して息子の世話をお願いすることになるでしょう。
お世話をする側にも、息子にも負担を掛けて(息子は楽しみそうな気もしますが)、父親の趣味に没頭するわけですから、漫然と過ごす訳にはいきません。
そこで、次回セミナーの“見どころ”ならぬ、“習いドコロ”を事前に整理しておこうと思います。
※
実は、前回参加して初めて知ったのですが、無想会の丸2日間セミナーは、いくつかの“単元”に分けられており、それらを個別に受講することが可能です。
(このブログでは、「土日まるごと2日間!」と繰り返し書いてきましたが、それは全“単元”を受講した場合の話です。ちょっと極端に書きすぎました)
今回の2017年春セミナーは、空手に加えて棒術もやるそうですので、大きく四部構成になるはずです。
- 初日午前 → 初回限定セミナー兼会員特別稽古(空手)
- 初日午後~夕方 → 本セミナー前半(空手)
- 二日目午前~午後 → 本セミナー後半(棒術)
- 二日目夕方 → 会員の昇級審査(空手)
この1.~4.のそれぞれに、“習いドコロ”があります。
本稿では、まず1. の初回限定セミナー兼会員特別稽古から。
※
セミナー初日の最初の“単元”が、初回限定セミナー兼会員特別稽古です。
「初回限定セミナー」の名称から推測されるように、無想会の空手の基礎基本を1から学ぶことになります。
前回の2016年秋セミナーにおいて、私はまさに「初回参加者」として、このセミナーを受けました。
その時に習ったのは、
- 膝を外に張るナイファンチ立ち (本部朝基が『私の唐手術』で披露したのと同じもの)
(本部朝基のナイファンチ立ち(『私の唐手術』より))
本部朝基と琉球カラテ Amazon |
- 広背筋で起動し正中線で加速させる、スナッピー&スティッキーな首里手の突き
- 大腰筋で足を引き抜いて放つ首里手の蹴り
どれも衝撃的でした。
【参考】『行ってきました、沖縄空手・無想会セミナー』
まず、基本中の基本のはずの立ち方が全くできていなかったことを思い知らされました。
本部朝基が『私の唐手術』の中で指摘していた、“誤伝”としての糸洲系のナイファンチ立ち(膝を内に締める)(※)と、松村宗昆のナイファンチ立ち(膝を外に張ることで瞬時に動ける姿勢)を、初めて体で理解することができたのです。
【参考】『本部朝基の「八文字型」ナイファンチの謎』
(※)本稿は、糸洲安恒によるナイファンチ立ちの改変を否定または批判するものではありません。首里手と那覇手の融合を図ったための行為であったであろう糸洲安恒の改変は、空手史全体を俯瞰する総合的なパースペクティブからの評価が必要だと思います。ただし、糸洲安恒が松村宗昆時代のナイファンチを改変した事実は、他ならぬ直弟子・摩文仁賢和の書籍での解説や、証言からも明らかです。
突きの威力にも驚愕しました。
「初回限定セミナー」は、「会員特別稽古」を兼ねており、無想会会員も参加しています。
会員は、新垣師範に基礎ができているかチェックしてもらうと同時に、初参加者への指導も行います。
前回初参加者だった私は、「いんちょ」さんに指導してもらいました。その時、いんちょさんが“かる~く”放った突きの威力にたまげてしまったのです。
あの時の衝撃が、その後のひとり稽古に繋がっています。
今回、「会員特別稽古」枠で参加する私は、まず新垣師範に基礎ができているかのチェックを受けることになります。
そして、初参加者の方がいれば、あの時の「いんちょ」さんのように“指導”の一端を担うことになるのかも・・・??? いや、これは早過ぎですね(笑)。
私は、諸先輩方の指導を、横でサポートするくらいでしょう。
例えば、ナイファンチ立ちの膝チェックや、突きの際の肘の正中線への寄せのサポート(肘を外から押してあげる)などなど。
いずれにしても「初回限定セミナー(兼 会員特別稽古)」は、私にとって、あの日の衝撃にその後の自分がどこまで近づけたかを測る試金石となる二時間となるはずです。
- 常時スタンバイ状態で瞬時に動けるナイファンチ立ちは、果たして身に付いているのか。現時点での私の理解は正しいのか。
- 速くて重い首里手の突きは、身につき始めているのか。
- あまり稽古できていない蹴りは、せめて大腰筋での引き上げができるようになっているか。
それらが、初日の最初の二時間で明らかになります。
ここが、今回のセミナーの最初の“習いドコロ”です。
緊張してきました・・・(笑)。
あ、でも、前回の私がそうでしたが、初参加者の方々は、リラックスして“初体験”を楽しんでいただければよいので、緊張は不要です。
緊張するのは、稽古歴の浅い会員のみです(笑)。
※
この最初の二時間に向け、基礎を磨こうと思います。
緊張しまくる私のこの投稿を読んで、興味を持たれた方は、ぜひご連絡を。
(コメント欄でも、メッセージでも)
新垣師範の空手について、語れる仲間、稽古仲間を、少しでも増やしたいと思っています。
ぶっちゃけ、この最初の二時間(「初回限定セミナー」)だけを受けるというのも、アリだと思います。
私が見たところ、前回セミナーの参加者の過半数は、“所属流派の空手をメインに稽古しつつプラスアルファの勉強のために新垣師範に習いに来ている“という方々です。
敷居は低いと思います。
※
2.~4.の“習いドコロ”は、別稿にて。
【追記】
・2.の“習いドコロ”を書きました。→『実戦型としてのナイファンチを再確認せよ』