妻を息子の待つ静岡に戻すため大宮駅まで送り、そのついでに大宮駅周辺の史跡を歩いてみました。

(最後に寄った寿能のパン屋さん)


 ※ ※ ※

1.普門院

岩付城(岩槻城)の築城者「自耕斎」が帰依したという、戦国時代の曹洞宗の名僧・月江正文師
この月江正文師が創設した普門院(さいたま市大宮区)を尋ねました。

大宮駅から歩いて15分です。





お寺の関係者に尋ねると、残念ながら、月江正文師の肖像画は一般公開されてないとのこと。
でも、とても綺麗に整備され、清々しい雰囲気の漂う寺院で、訪ねて損無しでした。


2.氷川参道


大宮駅西口側にある普門院から、歩いて東口側の氷川神社の参道へ。
いつもながら清浄な空気が漂う場所です。


3.歴史と風俗の博物館


氷川神社の北に広がる大宮公園。
その北端にある「歴史と風俗の博物館」にも寄ってみました。

いい博物館でしたが、残念ながら、「戦国時代」のコーナーがあっさりし過ぎていて、私としては食い足りない印象でした。
太田氏と後北条氏の抗争にもっとフォーカスを当ててくれてもいいのになあ・・・


4.寿能城址

太田資正が、大宮氷川神社の近くに築いた支城・寿能城。
「いまは跡地が寿能公園となっているが、城の遺構は全く遺されていない」と紹介されることの多いこの城ですが、太田資正ファンとしてはいつかは訪れなければ、と思ってました。
(地図旅行は以前実施→「大宮氷川神社と寿能城、そして見沼」)


(寿能公園入口)


(寿能城址の碑)

・・・確かに、城の遺構は何一つ遺されていませんでした。

しかし、公園の入り口から東方向を見ると、長く結構急な下り坂が。


(寿能公園前の坂道)

この坂道の先の低地が、かつては武蔵国最大の沼、見沼だったそうです。
寿能城が、沼地に突き出した台地の上に築かれた城であることはよくわかりました。

 ※ 

寿能公園の近くに手作りパン屋を発見。
2時間、何も飲まずに歩き続けていたので、ここで休憩。
ホットコーヒーを飲みながら、素朴な味のレーズンパンをいただきました。
(人気店のようで、このレーズンパン以外のパンはすべて完売でした)



大宮散策、これにて終了。

【散策ルート】

大宮散策