家で待機、寝て待て、と言われても妙に落ち着きません。テレビを見たり、本をめくってみても落ち着かないので、また巻き藁を突くことにしました。

出産がうまくいきますようにと願掛けの意味も込めて突こうと思い、自作巻き藁を近くの公園に持ち出し、音を気にせず思いっきり突き込んでみました。これまでは、音を気にしながら、室内で七分突きをしていたつもりでしたが、実際にリミッターを外して突いてみると、今までのは七分突きどころか、四分か五分突き程度だったのかな、思い直しました。思い切りつくと、マキワラ板がゴムか何かのようにしなる(というか曲がる)手応え。麻縄にも板にもまるで硬さを感じませんでした。

願掛けなので、拳頭から血が滲むくらいまで・・・と思ったのですが、外であっても音が大きく、公園内にいた人々の耳目を集めてしまったので、左右100本ずつで終了に。それでも、想いを込めて思い切り突けたので、やっと自分の中で少し“納得”を感じ、さっきよりは落ち着くことができました。

そっか、お産て、男は何も出来ないから、こう自分も何かしなきゃ、と意味のない行動を取ってしまうのかもしれませんね・・・。

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ちなみに、六尺棒も持って「趙雲の棍(小)」もやってみたのですが、こっちはダメですね。体捌き、手捌きに精緻さを求められる棒の型は、今のソワソワした状態では、まったくしっくり来ませんでした(笑)。