午前中は打ち合わせでしたが、メインスピーカーが上司。聞き慣れたトークの部分では、時々頭が仕事を離れ、昨夜の空手のことを考えてしまいました。

昨日の問題点は、膝抜きを意識した運足を心がけたのはよいとして、膝抜き追い突き中心になりすぎたことにも起因しているな、と分析。

顔面パンチ無しのフルコンスパーの場合、右足前の構えから歩み足踏み込みの追い突きを出し相手の胸面に垂直に当てると、次の逆突きは体の向きの問題でストレートを当てにくく、ボディフックやボディアッパーを打つことになります。(顔面ありなら、追い突きも逆突きも顎を狙うのみ)
しかし遠い距離を一気に詰めるような追い突きでは、実は次の逆突きを曲線の突きでボディに当てるには距離が不十分。故にあんな攻防になってしまったのでしょう。

あれを打開するには、昨夜書いたように左のダブルも有効ですが、もっと本質的には逆突きを胸面に垂直に当てられる位置を取る足運びが必要です。

それはつまり、伝統派の試合でよく見る逆逆(逆突き逆突き)のような足運びと突きへの繋ぎ。
至近距離で戦うフルコンであれば、斜めに歩み足踏み込みででながら相手の突きを逆側の手で内から外に払い(アウトサイドパリ風)、そして逆突き、が良さそう。

あれ・・・これって、以前意識して 稽古してきた「膝抜き逆突き」そのままですね。

あれこれ考えて足りない部分を考えていたら、以前はできていたことにぶつかる。
ってことは、意識している時はできても、無意識で出せるまでに血肉化はしてなかったということ。
いかんですね。

前屈立ち、組手立ちで、足を半円描く軌道で運ぶ(これによってアウトサイドパリ風の上体の捌きを作る)逆突き逆突きの移動稽古からやり直しです。

と、ここまで書いて思いましたが、サンチン(あるいはセイサンの冒頭)って、歩み足で前に出ながらアウトサイドパリし逆突きを決めていくこの攻め方のままですね。
この部分を様式化したものなのかな。