さっき、大層な反省を書いてみましたが、要するに、「突きだけの、相手の反応や体の向きを加味したコンビネーションレパートリーが無い」ことが問題なんだと思えてきました。

突き蹴りを交える場合は、これまでにストックしたコンビネーションレパートリーから状況に応じたものが自動再生されますが、突きに限定するとそもそもストックしたレパートリーが無いんですよね。

まずは突きのみのコンビネーションレパートリーをちゃんと作る。

フルコンをそれなりに何年もやっている割に、そこに大きな穴が空いていたようです。

 * * *

帰宅後、以前録画した新極真の全日本大会を見てみました。
お目当ては、突きの名手・山田一仁。どんな風に突きを繋いでいるのかを確認してみました。

まず目に付くのは、逆ワンツー(右逆突き→左順突き)から入っての左のダブル。相手の右逆突きを平安三段の肘受けのようにして肩を流す受け。そして、勝負どころで歩み足で右足前になっての左逆突き。

逆ワンツーは私も入るのによく使うのですが、そこからすぐ蹴りにいってしまいがち。あそこでさらに左のダブルを上下に打ち分けるのがポイントですね。これ、どうしてもなかなか出ないんです。古くは、正道会館・石井館長の「勝つための空手」の頃から知ってはいるのですが・・・。
でも、ファーストコンタクトでペースを掴むには、まずこれですね。

生活の中で癖になるくらいこの動きを左手に染み込ませなければ。

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