明日が出張でデスクワークができないので今日は1月二回目の休日出勤。いまやっとあがったところですが、ぐったり疲労しました。

「休みの内に仕事した分リードできるぞ♪」と思っていたのも今は昔。今では「なんで休みの日まで仕事しなきゃなんねーんだYO!」と思ってしまう疲れたサラリーマン(笑)です。

それでもなんとかやっていられるのは、自分が手掛けた仕事が、いままで接点の無かった方々から評価されてきたからです。

「官」の委託仕事を主とするこの業界で、「『民』の市場を開拓せよ!」との号令で生まれたのが、今のはみ唐さん達の組織。
この3年弱随分頑張ってきましたが、蓋を開けると本当に「民」の市場に踏み込んでいったのは実は半数足らず。残りは「官」の仕事から足を洗わずにいます。

これまでは、我関せず、とそうした「官」仕事に背を向けていたのですが、今年は二件ほどヘルプでメンバーに入っています。

「いままで接点の無かった方々から評価されてきた」とは、実はこの「官」仕事でのことなんです。

朝来てメールボックスを開くと、「官」のお客さんから喜びの伝わるお礼メールが届いていました。ちょっと驚いて文面を読むと、金曜日に私から送った資料が、いい意味で予想を裏切っていた、とのこと。

よかった・・・。
しかし、送った資料はなんてこと無いものです。ある分野の先進企業をリストアップし、各社の取組みの違いと、なぜそうした違いが出るのか、という背景を簡単に内外分析したもの。言い換えれば、いつも「民」のお客さんに出してきたものです。

それが今回の「官」のお客さんには新鮮だったんですね。

でも、言われてもらえば、ケーススタディの際に対象の違いを明示し背景を分析していないなら、それはケーススタディではなく、単にケース紹介です。この程度で新鮮なら、今回のお客さんが見てきたアウトプットは・・・。

「民」のお客さんに単なるケース紹介を納品したら、「これじゃ整理されてるだけで示唆がない」、「では我々はどうすべきかが見えてこない」、「払った金額に見合っていないでしょ?」とボコボコにされるのに・・・。この業界、安易な商売してきましたね(暴言)。

なんて傲慢な憎まれ口を叩いていますが、評価されるのはやはり素直に嬉しいもの。「民」ばかり見て培ってきたものが「官」でも評価されたことは新たな自信になりました。

この3年弱、要求水準の高い「民」のお客さんから逃げなくてよかった。

今回の評価は、大袈裟に大局的に見れば、「官」→「民」に市場開拓して得たメソッドを、もとの「官」に逆輸入して活用できたということ。これがもっと一般化できるなら、これから「官」の逆開拓もできることになります。

よく考えて、飛躍に繋げないとなぁ・・・。