今朝、ビデオに録画しておいたフジテレビのスポーツ番組「スポルト」の極真空手(松井派)特集を見ました。

来週の全日本選手権の直前特集なのですが、その中で目を引かれたシーンが。
一昨年の全日本チャンピオンの田中健太郎が、ナイハンチの稽古をしていたんです。交差立ちからすり足で横移動していたので松涛館の「鉄騎」ではありません。あれはナイハンチですね。

極真空手の型は剛柔流系の型が中心で、ナイハンチは入っていないはず。それでも稽古しているということは、昇段審査のためではなく(当たり前ですが、笑)、身体操作のレベルアップのためにナイハンチに着目して取り込んでいるということでしょう。

空手本来の身体操作を、原点である型稽古に求める。いい傾向ですよね。
極真本流でもこうした動きが定着していけば、やがては末端の道場生への指導にも反映されていきます。

空手がより豊かなものになっていく予感を感じました。