昨日は、以前プチ修羅場 を味わったお客さんに対する年内最後の報告会。
最初はいろいろ苦しみましたが、今回は首尾は上々。内容で認めてもらうことが、この稼業の醍醐味。気持ちよく、年内最後の空手の木曜中級者クラスにいくことができました。
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さて、空手着に着替え、稽古が始まるまで道場でストレッチをしていると、
A先輩(黒帯、顎ひげセクシー):「はみ唐さん、道着洗ってないでしょ?」
今週は毎日のように、深夜タクシー帰宅→2,3時間仮眠→すぐ出社、という生活だったため、空手着を洗って干している暇がなかったのです。
はみ唐:「さすが黒帯ですね。ひと目で見破るとは・・・」
Sさん(日本人女性、左横蹴りきれい):
「黒帯とか関係なくて、誰が見てもバレバレだよ。基本稽古のとき、臭いの嫌だから、隣にならないでね」
な、なにおー。悔しいので今日の基本稽古もSさんの隣でやりました。嫌がらせではなく、青帯同士だから隣になるのです。臭くはなかったはず(たぶん)。
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今日の稽古内容は、
・柔軟体操
・三戦立ち基本稽古 一通り
・前屈立ち蹴りの稽古 一通り
・自然体での、外回し蹴り、内回し蹴り、カカト落としの反復練習
左右それぞれ20本ずつ
・技限定シャドー 20秒×10回
(内訳)
- ステップ+手技:2回
- ステップ+手技+前蹴り:2回
- ステップ+手技+前蹴り+回し蹴り:2回
- ステップ+手技+内回し蹴り+外回し蹴り:2回
- ステップ+手技+内回し蹴り+外回し蹴り+後ろ蹴り:2回
・自然体での横蹴りの使い方指導
・技限定無しシャドー 60秒×1回
・受け返し(左右の中段突きを外受けで捌いて、蹴り(自由)を返す)
30秒×8回
・回し蹴りに対するすね受けの反復練習:左右10本×2回
・三戦立ち正拳中段突き10本
・柔軟体操
自然体での横蹴りの使い方については、先生が
途中までは前蹴りの軌道をとり、最後に軸足を返して横蹴りにして蹴り込むテクニック(というほどでもないが)を披露。
先生:「じゃあ、Mさん、いま見せた横蹴りを私の腹に入れてみてください。」
Mさん(日本人女性、技きれい):「押忍!」
(と言って蹴るが、足刀の作りが甘くて中足があたってしまう)
先生:「ちゃんと足刀を作って!もう一回!」
Mさん:「押忍!」(今度はちゃんとした足刀が先生の腹にめり込む)
先生:「今のいいね♪」
Mさん:「気持ちいい!先生、もう一回いいですか?」
先生:「いいよ♪」
なんか嫌だな、そのやり取りは。
受けの練習では、回し蹴りに対するすね受けが登場。
懐かしい。
空手やめて10年間ブランクがあったけど、このすね受けの動きだけは体にしみ込んでいます。
問題は、いままですね受けを知らなかった我が道場の外人連が、とうとうこの受けを知ってしまうこと。
今後奴らのぶっといすねで蹴りを受けられると思うと、ゾッします。
学生のときのように、ビール瓶ですね叩いて鍛えなきゃならんかな・・・。
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稽古後は、次の日が休みということで裏忘年会。
Iさん(チェコ人、背が高い)に以前から「英語でわかりやすい空手の技術本はないか?」と言われていたので、二宮城光先生の「SABAKI Method」を披露。
酒飲みMさん:「また、空手オタク本かよ!」
はみ唐:「何を言う! これは素晴らしい名著だよ!」
先生:「はみ唐さんは、理論派ぶりに拍車がかかってきましたね。」
はみ唐:「さすが先生。そうなんですよ。俺はオタクじゃなくて理論派なんです。」
Kさん(チェコ人、ムエタイ経験者):「What does "RIRON-HA" mean ?(リロンハって何?)」
Tさん(イギリス人、日本語うまい):「"RIRON-HA" means Fanboy.(おたくだよ)」
Kさん:「Aha」
アハ、じゃねー。
ちげーよ!
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帰路、酔っ払いながら、駅に向かって歩いているときに、
先生:「そうそう、はみ唐さん。技術本みて研究するのはいいことだけど、それ以前に、空手着は洗った方がいいな。今日は洗ってないのバレバレだったよ。」
というわけで、私の空手着は今、洗濯機の中です。
こうなったら、アイロンでもかけるか?