今日は暑いなあと思っていたら雨。秋の雨は嫌ですわ。
さて、今日の稽古。なんと今日は外国人の体験入門者がいっきに6人(男4、女2)も現れました。
友達同士のグループで来ていて、なにやら自信満々な雰囲気。
他流派?それともボクシングの経験者?
外国人体験入門者の指導は、以前欧州で空手指導をしていたM先生の担当。
はみ唐さんたちは、A先生の指導のもといつもの稽古をしたので、体験入門グループの様子は伺えない。
ところが稽古後、M先生たちとご飯を食べていたら・・・
はみ唐:「今日の大量体験入門者はどうでした?」
M先生:「ダメだね」
はみ唐:「どうしたんですか?」
M先生:「自信満々でくるのはいいけど、上段受けとか内受けの動きが真似できないときに、やたらと『ボクは腰を痛めているからできない。腰さえ痛くなければ』とか、『今日は疲れている』とか、言い訳ばっかりなんだよ。初心者なんだからできなくて当たり前。それを謙虚に受け止めて、できない自分を認めるところからスタートできない奴は続かないんだよ」
はみ唐:「じゃあ、なんで自信満々だったんですかね?」
M先生:「普段ジムで泳いだりしてて体力に自信あったんじゃない?」
空手と関係ないじゃん!
はみ唐:「入門しますかね?」
M先生:「しないでしょ。あいつらプライドずたずたになってたから」
むー、確かに傾向を見ていると、
日本人の入門希望者は、「空手は難しい」、「空手は厳しい」というイメージを持ちすぎているきらいもあるけど、その反面、はじめはできなくて当たり前と思っているから、ゼロからスタートできる人が多い。
それに対し、欧米人で普段ジム通いをしている人たちは、変に自信をもっていて、
「何回出席すればブラックベルトが取れますか?」
なんて訊いてくる。で、基本稽古の挙動が少しでもできないと激しくプライドを傷つけられて帰っていく。
はみ唐さんとしては、未経験者の段階でなんで空手の実力にプライドを持っているのか理解できんところですが・・・文化の違いか。
M先生:「とはいえ、うちの道場の定常メンバーも半数は欧米人だし、謙虚に真摯に空手に取り組む人はいるんだよ。たまに今日みたいに勘違いグループがいるだけでさ」
ふむふむ。
はみ唐さんも親しくさせてもらっているTさん(イギリス人、日本語うまい)は、まさしくそうだ。
今日は用事があって休みだったけど。
はみ唐:「Tさんとか、そうですよね?」
M先生:「まあ、あいつは、日本人だからな、中身は」
そういうまとめでいいんですか・・・。
とまあ、そんなわけで襲来!外国人体験入門軍団は竜頭蛇尾。
チョット拍子抜けな結果となりました。
ところが、今日は、Mさん(日本人女性、技きれい)の次の一言で、空手道場経営論の話になっていたんですわ・・・
Mさん:「でもね。Tさん以外にも熱心な外国人いたけど、だんだん来なくなっちゃう人が多いですよね」