入院15日目 の続きです。

 

5月30日 (火)12時から、造影剤を使って脳の血管を見る、DSA検査を行うことになりました。手術で脳動脈瘤に詰めたプラチナコイルがちゃんと入っているかを見るのだそうです。

 

 朝食は無しで、腕の点滴を取り、足に差し替えです。なぜかというと、検査を手首の血管から行うので、念のため両手首は開けておかないといけないそうです。

 点滴は水分と栄養の補給、 プラス検査中に緊急事態があった場合にすぐ処置ができるように ルート確保をあらかじめしている、との事です。

 

 時間になり、車いすでオペ室へ移動。 中ではT先生が準備していました。あとレントゲン技師さんや看護師さんが数人います。

 天井の青空&雲の模様を見ながら、頭を固定され、手首に局所麻酔をされました。

 先生が、手首の太い動脈を探し、針を刺します。

麻酔してても結構イタイ…。何度か刺しているのですが、

「あれ、おかしいな、入らんな」

血管が細くなっていて、全然入らないようです。しかたなく、肘に変更。

でも、入らない。「血管があるのに、何でか、逃げて入らない」そうです。

 血管に入ったら痛くないのですが、入らないのがだいぶ痛い!でも、先生も

頑張ってくれてるので我慢!  1時間くらいがんばっていたのですが、

 私の血管はカテーテルから逃げ回っているようで、この日はとうとう、

検査を断念することになりました。

 T先生は少し落胆した様子で、「数十年やってるけど、検査を途中でやめるの初めてだわ…。ごめん。」と言っていました。 いや、こちらこそ血管が細いせいで、申し訳ないです…。

 

 部屋に帰り足の点滴も尿カテーテルも、全て外れて自由の身になり、遅めの昼食を取りました。 検査で針を刺した動脈は、止血のため、手首を器具でがっちり固定されて痛かったえーん 

 看護師さんも「あの先生が検査中断なんて、めずらしいですね」と言っていました。

 

 午後はまたT先生がやってきて「ほんまにごめんね。」と言われ、「暇なら、リハビリ呼ぼうか」と言って、理学療法士のKさんを呼んでくれました。

 

 点滴がなくなって身軽になったので、リハビリ室に行けるようになりました。

ストレッチやマッサージで全身の具合を見てもらい、エアロバイクを漕ぐことに。

久しぶりの自由の身なので、思い切り体を動かしたくて、「サッカーとかバドミントンとかしたい!」と言ってみたのですが、「そんな無茶できませんよ…。」と呆れられました。  検査の話になり、Kさんも「T先生が失敗するのなんて、初めて見た」

と言っていました。