朝日の記事
悪質で陰湿なデマです。
絶対に許せません。
デマやヘイトスピーチは、暴力や虐殺につながりかねません。
社会を分断し、新たな憎悪を生み、社会の雰囲気を毒します。
それに対して声を上げることは、私たち一人一人の責任です。
逆に、私たちが声を上げないと、デマを広めたりヘイトを拡散する人々は、図に乗り、差別をエスカレートさせます。
少人数の人々を、よってたかっていじめて、罵声を浴びせかけ、デマを垂れ流し、平気で傷つけて、大喜びする。
日本って、こんなことがまかりとおる場所でしょうか。
これでいいのでしょうか。
見て見ぬふりをすることは、マイノリティいじめを野放しにすること、デマやヘイトスピーチに加担することと一緒です。
民族差別は、日本の社会問題です。
ジメジメとした、日本の暗黒の一面です。
欧米、白人などに対して抱える劣等感を、中国や朝鮮・韓国に対する根拠無き優越感によって代償してきたことの表れです。
デマに基づいて、善良な隣人を入管局に通報などする暇とエネルギーがあるのなら、
日本の本質的な問題について考えろ。
オリンピック開催で、日本は、もしかしたらギリシャみたいに財政難に陥ってしまうかもしれませんよ。
「日本がギリシャになる日」(週刊朝日記事紹介文)
これが、ヘイトやデマの本質的矛盾だと思います。
ヘイトを垂れ流す人々は、民族的優越感に執着し、正義の見方のふりをするわりには、そのほかの社会的テーマや、日本社会自体が日本社会を脅かす部分(民族差別を含む)は、無視しているようです。たとえば、日本の公債や、財政など。
あまりにも不安が大きすぎて、「国家」や「民族」といったあやふやな概念にすがりつく。
大きな流れの一部になると、自分が強くなった気がするし、守られている気がする。
自分で考えなくていい。少数派や隣国を敵視してやっつければ良いし、それは、マジョリティに容認されているから、簡単なことだ。
でも、そういった考え方・考えの無さが、太平洋戦争につながったのです。
一人一人が参加しているのであり、一人一人が加害者、そして被害者になるのです。
人生は、国家や民族で解決できるほど、単純ではありません。