紹介された大病院の肛門科。緊張と不安が入り混じった空気の中、ついに診察台へ。
​「はい、ちょっとお尻の力を抜いてくださいね」
​先生の淡々とした声と同時に、想像を絶する痛みが襲ってきました。細長い器具が肛門に挿し込まれ、まさに「イテテテテ!」と声にならない叫びをあげた、その時です。

​「一次口が見えますね。そして、この肛門の横にあるおできみたいなのが、おそらく二次口です」

​「…それって、痔ろうってことですか?」

​恐怖で震える声で尋ねると、先生は眉一つ動かさずに言いました。

​「おそらくね。ただ、本当に貫通しているか確認しましょう」

​次の瞬間、私の視界に入ってきたのは、細い針金のような器具でした。先生はそれを二次口に向け、躊躇なく「ブスッ!」と突き刺しました。

​「イテテテテテテテテテ!」

​思わず飛び上がらんばかりの激痛に、私はただ耐えるしかありませんでした。

​「うん、無理でしたね。貫通していないようです」

​そう言って、先生は患部から針金を抜き、止血用のガーゼを押し当てました。
​宣告、そして決断
​ガーゼで痛むお尻を抑えながら、入院と手術に関する説明を受けました。

​「あなたの痔ろうは、ちょうど肛門の後ろ側に二次口ができています。こうなると、保存療法や別の治療法は難しく、切開開放術が最も確実な治療法になります」

​有無を言わさぬ宣告。私の痔ろうは、もはや「切るしかない」という段階にまで進んでいたのです。痛みと診断結果のショックで呆然としながらも、私は入院の手続きを済ませ、重い足取りで病院を後にしました。

ラーメン次郎だったら、良かったのに。