Guten Tag
今日はドイツでのゴミの分別について面白いな〜と思ったことをお話ししたいと思います
ドイツでも州によって、また一軒家やアパートメントか、などでゴミのルールが違うところがあるようですが夫の実家(一軒家)を例にとってみてお話をします
ドイツでも日本と似たような感じでゴミの分類をしているのですが、まず、一番分かりやすいのが「紙類」
段ボール箱、新聞、雑誌、包装紙、、、などの古紙類を緑のコンテナーに入れます
うんうん、すんなり日本人でも理解できますね
ちなみにドイツではこの緑の容器にばさっとゴミを入れればいいのですが
日本だとダンボールとか、雑誌とか、複数ある場合紐で縛らないといけないですよね?(うちのマンションはそうなのですが)
夫が言うに「何故、ゴミとして捨てるものをわざわざリボンつけてあげないといけないの?ゴミだよこれ」とw
紐のことリボン
夫と一緒に住み始めた最初の頃、一つの段ボールの中にポストに入っていたいらないチラシやら、その他のいらない段ボールもぐしゃぐしゃに潰して一つの段ボールに「古紙類」ってことでまとめてドイツ流に夫がゴミ捨てしたら案の定マンションから「出し直し」の張り紙がされてきましたw
最初の頃はゴミの捨て方・分類で夫婦喧嘩よくしましたよ・・・
そして夫は未だにリボンをつけることを嫌がるので私が基本的にやっています・・・
さて、お次は「生ごみ」
野菜のクズ、果物のクズ、コーヒーカス、ティーバッグ、枯葉、庭の廃棄物など、、、が「生ごみ」に分類されます
「生ごみ」は茶色いボックスに入れます↓
面白いのが「肉、骨、生理用品、タバコの吸い殻・・・」は「生ごみ」に入れてはいけないそうです
日本の「燃えるゴミ」みたいな感じ?と思いきやちょっと違いますね〜
考え方としては「バイオ系で土に帰るもの」が「生ごみ」になります
数週間かけて肥料になるそうです!
そしてお次は「空の包装材」
シャンプー・洗剤等のプラスチックボトル、プラスチックカップ、製品のフィルム、空き缶、ガラス瓶の金属製の蓋、牛乳・ジュースの紙パック・・・など
一見、日本で言う「燃えないゴミ」みたいな感じなのですが
空き缶、ガラス瓶の金属製の蓋、牛乳・ジュースの紙パック
もOKなのが違いますよね!
これ、うちのマンションで燃えないゴミに入っていたらまた「やり直し」の張り紙されますね
でもこれらはドイツでは「商品のパック・容器」という分類で黄色いボックスに入れます
そしてなんと、「商品のパック・容器」は販売するメーカーがゴミを発生させているので企業がゴミ廃棄料金を負担するのだそうです
ちなみに食べ物が入っていた缶や瓶などは食べ終わった状態(中身がたくさん残っているとかでない)であればそのまま捨てていいんです!
トマトピューレが入った缶でも洗わずにそのまま捨てていいんです
日本だと一度サッと洗ってから出してくださいって言われますよね・・・
夫はドイツでの習慣からなのか、単に面倒臭いのか!?、空き缶を「燃えないゴミ」に捨てる癖があり困りますw(もちろんサッと洗わずにね)
本当やめてほしい
でもこうやって企業に負担させることで企業も過剰な包装をしなくなり、環境負担も減り、とてもいいことだと思います!日本でも採用して欲しい制度です!
ちなみに各家庭ゴミの回収(緑のボックス、茶色のボックス、黄色のボックス・・・)は2週間に一度です!!!
とても頻度が少ないです
ゴミを捨てることの負担を与えることでゴミの削減意識を高めようということだそうです
そして、もう一つの分類が「その他のごみ」で
調理済みの食物の残り、肉、骨、生理用品、おむつ、タバコの吸い殻、ガラス、陶器、電球、ライター、などなど色々なものがこちらに分類されます
こちらは黒い容器に捨てます
で、こちらはメインのゴミになるので各家庭で一つのボックスが設置されていることが多いです
こちらの一軒家では敷地内にこのように設置されています
↑このシルバーの扉の中に黒いボックスが入っています
またこのように何軒か分のボックスがまとまって設置されていることもあります↓
自分の家の番号が書かれている扉の中の黒いボックスにゴミを入れます
扉側はしょうがないですが、裏側は石のデザインになっていてなるべくゴミ箱感を出さないように、また何十年も使えるようなしっかりした作りになっている所がドイツっぽいなぁと思います
↓先ほどの一軒家も裏側から見たらゴミ感が全くないです!
これと比べると日本のゴミ感すごいですよねw
回収頻度が多いので毎日何かしらのゴミが家の前に置かれていますよね
ゴミ袋に入った大量のゴミが家の前に置かれている光景・・・
家を綺麗に美しく保つドイツ人的にはイケテナイと思うと思います
2週間に一度という少ないごみの回収頻度でも家の外にゴミ感を全く出さないドイツの環境意識の高さと、美的感覚を見習いたいものですね〜
そして最後の分類はビンです
ビン類はこちらの記事で書いたようにスーパーへ返却しリサイクルします
がリサイクル対象でないビンもあるので、それらは設置されているコンテナーに捨てます!(これは日本とほぼ同じですね)
以上がドイツの5つのゴミの分類でした
日本もドイツも恐らく世界でもトップクラスに分類が細かい国だと思いますが、基本の考え方に少し違いがあったりして面白いな〜と思いました
ではまた
Tschüss