# 2023年の月見バーガーまとめ・資料編 | ハンバーガーストリート

# 2023年の月見バーガーまとめ・資料編




 実食編に続いて、去年2023年の月見バーガーの"今さらながら"のまとめ、資料編です。まずは「集英社オンライン」にも載った大手7社の月見商品の販売状況を押さえておきましょう。

【2023年 各社の月見バーガー】

■マクドナルド
期間:2023年9月6日(水)~10月下旬予定
   ※「月見パイ」「月見マックシェイク」は~10月中旬予定
商品:月見バーガー 420円~
   チーズ月見 450円~
   七味香る 牛すき月見 520円~
   月見マフィン 380円~
   月見パイ 180円~
   月見 マックシェイク 長野県産シャインマスカット 190円~
   柚子胡椒マヨソース ※チキンマックナゲットに付属

■モスバーガー
期間:2023年9月13日~11月中旬
商品:月見フォカッチャ 580円
   バーベキューフォカッチャ 510円

■ロッテリア
期間:2023年9月7日(木)~10月中旬
商品:半熟月見 和風絶品チーズバーガー 570円
   半熟月見 和風エビバーガー 550円
   半熟月見 和風てりやきバーガー 490円
   半熟月見 旨辛絶品チーズバーガー 590円

■ウェンディーズ・ファーストキッチン
期間:2023年9月7日(木)~ ※11月末まで
商品:月見C.B.P.バーガー 970円
   月見C.B.P.チキンフィレバーガー 870円
   Jr.月見C.B.P.バーガー 700円

■ファーストキッチン
期間:2023年9月7日(木)~ ※11月末まで
商品:月見もっちバーガー 870円
   月見もっちチキン竜田バーガー 740円
   もっちバーガー 770円
   もっちチキン竜田バーガー 640円

■ケンタッキーフライドチキン
期間:2023年8月30日(水)~
   ※数量限定、なくなり次第販売終了
商品:とろ~り月見チーズフィレバーガー 490円
   とろ~り月見チーズ和風カツバーガー 490円
   とろ~り月見ツイスター 460円
   エッグタルト 290円

■コメダ珈琲店
期間:2023年9月6日(水)~2023年10月下旬頃まで
   ※「シロノワール」「クロネージュ」は10月初旬頃まで
   ※数量限定のため、無くなり次第終了
商品:お月見フルムーンバーガー 750円~820円
   お月見シロノワール パンプキン 780円~840円
   お月見クロネージュ パンプキン 680円~740円
   お月見ジェリコ マロンショコラ 640円~880円
   お月見オーレ マロンショコラ 590円~830円


価格は単品の税込価格です。以上からわかることは……。

●「月見」と名の付く商品を最も多く出したのはマクドナルドの「6」
●次に多いのはコメダの「5」
●但しコメダは「お」を付けて「お月見」と称している
●最も早く売り出したのはKFCの8月30日
●最も遅くまで売っていたのはウェンディーズとFKの11月末
●マクドナルドの月見バーガーは1991年初登場
●KFCの月見はどうやら2013年から ※私調べ
●ロッテリアはどうやら2015年から ※私調べ
●モス、ウェンディーズ、コメダは2022年から
●FKは2023年から
●ウェンディーズがポテトを月に見立てた新たな「月見」を定義
●FKが丸餅を月に見立てた新たな「月見」を定義
●「半熟」「とろ~り」系は7社中4社


 といったところでしょうか。コメダの「お月見」シリーズ5品のうち、2品はスイーツ、2品はドリンクですが、派生商品が多いと賑やかでよいですね。最後の項目の"「半熟」「とろ~り」系は7社中4社"についてですが、「たまご」の調理の仕方が各社それぞれ違います。その辺り「どう表現しているか」を公式情報から読み取ってみましょう。

【2023年の月見バーガー 各社の"たまご"の表現】

■マクドナルド
・お店で一つずつ蒸し焼きしている国産たまご
■モスバーガー
・半熟風たまご ※ 当社オリジナルのたまご加工品です。
■ロッテリア
・とろっとした黄身が特長のロッテリアオリジナル「半熟タマゴ」
■ウェンディーズ・ファーストキッチン
<説明なし>
■ファーストキッチン
・お店で丁寧に焼き上げたたまご
■ケンタッキーフライドチキン
・バーガー⇒目玉焼き風オムレツ
・ツイスター⇒“とろ~り”とした半熟風のたまご
 ※「たまご」はたまご加工品です。
■コメダ珈琲店
・満月のように丸いエッグオムレツ
 ※本商品に使用しているエッグオムレツは加工品です。


 という感じです。「焼いてる」と言っている店と「加工品です」と言ってる店とに大別されます。ウェンディーズだけ"たまご"に関する説明が一字もありませんが、でも、ちゃんとフライドエッグは入ってますので(↑写真)。気になるのはKFC。ツイスターの方には「加工品です」と注意書きがありますが、バーガーに入る「目玉焼き風オムレツ」の方には同様の注釈はなくて、と言うことは、"加工品ではない"ということなのか否か……と、ちょっと考えてしまいます。

 "たまご"を「どう調理しているか」については次回の記事でまとめますので。記事2本で終わらなかった……3本目に突入します。

 それでちょっと驚かされたのは、ウェンディーズの「ハッシュポテト」とFKの「丸餅」です。だいぶ以前にもそんなこと書きましたが、「月見」と言うと「生卵を落としたかけそば。卵黄を満月に見立てていう(「デジタル大辞泉」)」、つまり「月見そば」的な発想でいたワケですが、そこへFKは「餅」を持って来たという……。

 そうなると、卵の黄身なんかじゃなくて、「お団子」をお供えするのが本来の正しい「月見」の風習ではないかという……そんな説も急浮上して来て、このFKのアプローチには「ハッ!」とさせられるものがありました。

§ §

 そんなところでしょうか。いろいろ「気づき」がありましたが、だいぶ長くなったので、もうちょっと細かい話は次に回します。 (つづく)




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2024.1.7 Y.M