# ハイカラフライドチキン [秋葉原] のハイカラオリジナルバーガー | ハンバーガーストリート

# ハイカラフライドチキン [秋葉原] のハイカラオリジナルバーガー




 MBS/TBS系全国ネット「日曜日の初耳学」で1月の終わりに放送された"チキンバーガー戦争"の話題については、「FATBURGER」をキョーレツに推した以外は忙しくてあまり触れられずに来ましたが、昨日「SHAKE SHACK」の新たなチキンサンドを紹介した流れで、続けてやってみようかと思います。まずは東京・秋葉原のハイカラフライドチキン(HAIKARA FRIED CHICKEN)。2021年10月オープンの新店です。

 こちらは"チキンバーガー屋"には非ず。店名に従えば「フライドチキンの店」というのが正解でしょう。店があるヨドバシAkiba1階の角地は昨年の夏まで唐揚げ屋だった場所で、その唐揚げ屋が”衣替えして”(唐揚げだけに)新たに始めた店……かどうかは、裏が取れていないので定かではありませんが、いずれにせよ、新小岩にある「からあげバル ハイカラ」が始めた新業態であるのは確かです。オープン時のリリースこちら

 食事スペースは周りを軽く囲った程度の「小屋」なので、今の時季はちょっと辛いかも知れません。メニューはフライドチキンの骨ありと骨なしの2品がまずあって、続いてチキン"バーガー"もレギュラー2品。これらがメインのシンプルな構成。あとはチキンナゲット、サイドメニューは揚げ物中心でお酒のイメージがやや強め。中からハイカラオリジナルチキンバーガー¥550(税込)を。プラス60円で7種類からソースが追加出来ますが、まず最初はナシで。

 チキンはかなりな大ぶり。「国産丸鶏を昆布と椎茸の和出汁で一晩漬けこみ、低温でじっくり火入れし、仕上げに秘伝のオリジナルブレンドスパイスでカリっと揚げました」とのことで、"バーガー"に使っている部位はムネ肉です。でも、真空低温調理を1時間半ほど施して、まるでモモ肉のような「ぷりっ」とした食感に。漬け込む昆布だしと椎茸だしは毎朝だし取り。衣には青のり・ゴマなどの和風なスパイス(?)が含まれています。

 この"バーガー"の良い点はまずその和風な味付け。甘めの下味がよく滲みた唐揚げ的なおいしさで、衣のニンニク味も芳ばしく、コールスローに絡めた和風マヨネーズからは柚子の香りが立ち上ります。あと、商品写真の撮り方が上手いですね。

 悪い点はバンズ。大きめのバンズを良しとしているようですが、食事後半はバンズばかりが余って、最後は「野菜サンド」を食べているかのよう。バンズ自体悪くはないのですが、中身がせっかく「和」なので、もうちょっと繊細なバンズを選んでみてもよいかなと。ちょっと「ザツ」を印象を受けますね。ということで、日本固有の唐揚げをパンに挟んだ「和風のチキンサンド」として成立し、個性を発揮していると思いますが、もう少し細やかに詰めて行くと、さらにクオリティが上がるかな――という印象です。

§ §

 あと、チキンサンドとのペアリングという点ではどうかと思いますが、飲み物単体の味としてはクラフトコーラ、おいしかったです。からあげグランプリ6年連続金賞受賞の唐揚げ屋が始めたフライドチキンショップ。まずは「バンズ」ですね。それに尽きます。



― shop data ―
所在地: 東京都千代田区神田花岡町1-1 ヨドバシAkiba 1F
     JR・東京メトロ・TX 秋葉原駅歩1分 地図
TEL: 03-5577-5911
URL: https://www.facebook.com/haikarafriedchicken
オープン: 2021年10月11日
営業時間: 11:00~22:00LO
定休日: 年中無休(要確認)

2022.2.11 Y.M