DOUBLE ROXER [千葉・木更津] のハンバーガー TOPPING トマト、チーズ…… | ハンバーガーストリート

DOUBLE ROXER [千葉・木更津] のハンバーガー TOPPING トマト、チーズ……




 『アメ車マガジン 2020年10月号』でご紹介した千葉・木更津DOUBLE ROXER(ダブルロクサ―)ハンバーガー¥650(税別)にトマト¥80、チーズ¥100、自家製ベーコン¥150、アボカド¥200のトッピングで¥1,180(税別)。サボテンの形をした皿の上にくるんと巻いたカーリーフライポテトとピクルス付き。

 こちらは三井アウトレットパーク 木更津真裏の好立地。パッと見は住宅だが、手前部分がカフェも併設された雑貨店になっている。売っているのは「インディアンジュエリー」と「ルート66関連のグッズ・雑貨」の大きく2つ。店主の田崎さんご夫妻は20年以上、雑貨の輸入販売をしている方で、2年前の2018年、都内から木更津へ移住するに当たり、念願だった「カフェ」を始めた。

 ジュエリーはすべて田崎さん自ら現地へ赴き、アーティストに会い、現物を見て買い付けてきたもの。「現地」というのは米国アリゾナ州とニューメキシコ州。そこに居住するホピ族、ナバホ族、ズニ族、サントドミンゴ族の四大部族のジュエリーがショーケースに飾られている。

 多い時で年に3回、通算すると50回以上、現地行きを繰り返すうちに、やがて田崎さんは「ルート66」に興味を持つようになり、それがこのおびただしい数のルート66グッズの販売につながった次第。のみならず、ダブルロクサーは「ルート66アソシエーション・オブ・ジャパン」の事務局でもある。そんないくつもの顔を持つ「大人の秘密基地」的な場所がコノ店。店内の造りもカッコイイ。

 さてそれで「カフェ」について。メニューはなんと100品! サンドイッチ、ホットドッグ、ピザ、 オムライス、親子丼、カレーライス、グリル各種、スパゲッティからデザートまで。ちょっと多過ぎかな? その中の一番人気がハンバーガーだそうで、でも品数はたったの1品。あとはご自由にトッピングを……方式。

 田崎さんの奥様が大病されて以来「添加物を摂らない」食生活に努めるご夫妻。ということで、バンズは有機天然酵母使用の自家製。マーガリン、ショートニング不使用。ゴマは有機の白ゴマ。野菜もなるべく有機。ケチャップ、マヨネーズ、そしてUSポークのベーコンも自家製……という、極力"自家製"に徹した「手作り」のバーガーを提供している。

 パティはオージー&USビーフのミックス100g。バンズは焼成前75g。そこにレタスとオニオンが入るのが基本のハンバーガー¥650(税別)で、そこにトマト、チーズ、ベーコン、アボカドを足したのが↓こちら。

 バンズは少し甘めのスポンジ質。パティはザラリとした食感で、ちょい硬め。アボカドがつるつるすべる。もう少し積み方に工夫を。そんな中、ソースの味がおいしい。いや……正確にはベーコンがおいしい。

 このベーコンはUSポークを塩漬け1週間、水洗いして乾かして、ベランダのBBQグリルでスモークして、8~9日がかりで作り上げる自家製。燻製にはヒッコリーの木を使用……この「ヒッコリー」の香りが実によく利いている。ヒッコリーがあるだけで、ケチャップもマヨネーズもおいしくなり、バーガー全体の味がキュッと締まる。ヒッコリーの活躍あってのこの味、このバーガー。

§ §

 難点は、バンズの製造に限りがあるため、提供個数が極端に少ないこと。それと、品数が無茶なぐらい多いので、ひょっとすると提供時間に不安がある……かも知れない。そもそも物販がメインなので、「アクセサリー見たい」なんてお客さんが来たら、そっちも接客しないといけないので、その辺りも織り込み済みで、どうぞおおらかな気持ちでゆとりを持って楽しんでいただけたら――という、そんな感じのお店。『アメ車マガジン』もぜひよろしく!

 文友舎 『アメ車マガジン 2020年10月号

 出版社: 文友舎
 価格: 880円(税込)
 発売日: 2020年8月17日
 判型: A4変形



― shop data ―
所在地: 千葉県木更津市金田東3-6-23
     JR内房線 袖ヶ浦駅よりバス12分 地図
TEL: 0438-55-8456
URL: https://www.route66.tokyo/
オープン: 2018年11月11日
営業時間: 12:00~20:00
定休日: 月曜日・火曜日(要確認)

2020.8.18 Y.M