# 手の届くところへハンバーガーを置け | ハンバーガーストリート

# 手の届くところへハンバーガーを置け




 つづきを書きます。なお、ここで話しているハンバーガーとは、いわゆる「グルメバーガー」と呼ばれるハンバーガーのことです。

 それで要はですね、「お客さんの層を広げましょう」「使ってもらえる機会を増やしましょう」っていうことなんです。もっと「的を大きくしましょう」ってことです。そして、そういう場所へハンバーガーを「移動させましょう」ってことですね。

 「ごく限られた食通だけが本当の価値がわかるバーガー」では「×」なんです。「ふつうの人がふつうの日にふつうに食べる」ところまでハンバーガーを動かす必要があると思います。なぜか? 客となる人の絶対数が違うからです。「ごく限られたひと握りの食通vs.世の中のその他大勢」ですから。

 そりゃあ、ごく狭ーい層だけを相手にした商売も世の中ありますよ。でもそういう商売って、1日2組しか客取らないけど料金1人何万円とか、商品ひとつ売れて何十万円とか、そういう単位で売り上げが出せるから成り立っているワケで、ハンバーガーってそうじゃ「ない」じゃないですか? もっと庶民派な食べ物なので。狭い層を狙うにしても限界ってものがありますよね。

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 ハイ、だからこそ、ハンバーガーを「手の届くところへ置け」です。「より多くの人が届くところへ」「より多くの場面で届くところへ」置けっていうことです。やっぱり今までだいぶ高ーいところに置いてあったんですよ、専門店が作るハンバーガーって。その置き場を変えてみると。「ポジションチェンジ」してみるってことですね。そのいい機会なんじゃないかと。いまは。 (つづく)




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2020.5.19 Y.M