子ども編の続きです。
今回は、私を悩ませた娘の個性の話。
私は賢くない頭脳を、唯一の取り柄「頑張り続ける力」で鞭打って、何とか受験ロードを走り切ったタイプ。
夫からも「キミから努力する力を取ったら、何が取り柄として残るんだろう…」←言い方イエローカード!
と言われています。
そんな私の娘に、「頑張り続ける力」が遺伝しなかった…
娘は、できるだけ努力を避けたい、ラクをしたい、省エネタイプなんです。
印象的だったエピソードがあります。
小1時代、進研ゼミ小学講座を受講していたのですが、とにかく提出課題をやらなくて。
本人に意思を確認すると、やめたいと言うので、窓口に電話したのですが、
「⚫︎月号までやりませんか?大人気の復習ゲームがあって…」
と引き留めていただきました。
娘に聞かせて意思を確認しようと、スピーカーオンにして、続きを聞きました。
窓口「1回で終わるんじゃなくて、繰り返し復習できますよ(だからコスパがいいでしょう?)」
聞くや否や、娘、電話に絶叫。
「イヤだー!勉強が終わらないなんてヤダー!!」
窓口のかた苦笑。
さっさと終わらせたかった娘にとっては、繰り返し使える教材というセールストークは、逆にやめたい気持ちの後押しになってしまい、あっさり退会となりました。
サピックスに入っても、マストの勉強しかやらない。
怒られるのはダルいので、厳しく見られるもの限定でやるけど、宿題のチェックが緩いとわかった教科は、手を抜き始めました。
私が本格伴走して、目を光らせるまで、ほとんどやっていなかったと思います。
なんか、同じようなタイプの人がいたような…と思ったら……神童時代の兄じゃないか
勉強特性は遺伝されなかったけど、勉強に向かう姿勢だけ遺伝しちゃったのか?!なんてことでしょう
最初は本当にビックリしたし、イライラしました。
でも、娘とはいえ他人。
他人は変えられないというのが大前提。
自分の裁量で変えられるのは、自分だけなので、私が納得できる落とし所まで考えを改め、娘も納得するように調整しました。
細かく見るのはやめたし、休憩もしっかり取る仕組みにしました。
最終的には、娘の受験は上手くいきました。
頭脳は私譲り(平凡)だと思うのですが、私がそれを補う武器(人より頑張る力)だと思っていたものがなくても、何とかなりました。
これは、実は、私のアイデンティティーが揺らぐような出来事でした
思うに、娘は「捨てる力」に長けていた。
「このテーマは頑張れば解けるようになる気がする」「これは、難しいし好きじゃない。捨てる!」
の仕分けを、ずいぶん思い切り良くしていた。
そして、その力が、一部の天才を除いて全問解けるわけではない中学受験と、相性が良かったんだと思います。
「長所と短所は表裏一体」と言いますが、お子さんの伴走に疲れたら、イライラするところ、伸びしろだと思うところを、思うがままに書き殴り(ネガティブワードでOK)、あとから、ポジティブワードに変換すると、お子さんの強みがあぶり出るかも♪
イライラ度が強かったものほど、キラキラの強みになると思います。
娘の場合は、
ラクしたい→捨てる力(効率的に点数を取れる努力に特化)だったようです。
しかーし。
本当に、「長所と短所は表裏一体」とはよく言ったものです。
おいおい、最初の中学の定期テストまで、捨て範囲を作ってどうする
娘の「捨てる力」が、また、短所寄りに機能し始めている気がする今日この頃。
「頑張り続ける力」の大事さも、理解していって欲しいなと思います
この本はネガポジ言い換えの参考になりました!
(仕事でも役に立った!)
マンガのページもあり、読みやすいです。
親子バージョンもあります。