先日10/5(土)に、女子学院中(以下JG)のオープン模試を受けてきました。
御三家は全く手が届かないと思っていたので、
今まで受けたことがなかったのですが、
先日塾の先生から可能性を示唆され、調子に乗ってしまった…。
サピックスの9月の学校別サピックスオープン(以下SO)は申込が間に合わなかったので、
早稲アカの模試で、まずはポジションを確認しようと思いまして。
娘は申込時こそ乗り気だったものの、
JGの過去問で全然点が取れず、
「こりゃ無理だわ」って感じたようで、
模試当日は「行きたくないなあ」とテンションダダ下がり…。
受けるのはやめて、他校過去問に時間を充てたほうがよかったかなと母のテンションもダダ下がり…
模試後、手応えを聞くと、
「算数がヤバかった。ひとつ簡単な問題を解法が思い出せず、思い出したときは時間切れだった。
国語も知識問題で落としちゃった。
理社は普通だった。」
とのこと。
問題用紙の書き込みなどを見た感じ、渋い結果になりそう。
期待せずに水曜の結果を待とう。
しかし、子どもが試験を受けている間に平行して行われる保護者向け説明会はとてもよかった!!
2時間くらいかけて、2025試験に向けての動向、出願に向けての話、各教科毎の勉強のアドバイスなどが話されました。
ざっくりメモです。
2025の動向
・他塾の模試志願者状況から算出すると、倍率2.21倍、合格率45.2%になりそう。
(総数は例年レベルだが、塾別に見ると、日能研が減りサピックスが増えている)
・学校別サピックスSO結果では、合否を分けたのは算数と理科(合不合の点数差分が大きかった)
※早稲アカ「NN(読みはエヌエヌ、何がなんでも、の略)JG受講生」の過去問標準偏差から見ても、同傾向が示されるとのこと
出願に向けて
・JG受験者は1月入試は2校くらい。浦和明の星は75〜80%の受験率。
・JG受験者の総受験校数は5.5校(欠席除く)。
2/2受験で多いのは、
豊島岡(30.1%)>洗足学園(17.5%)>吉祥女子(15.1%)>白百合学園(4.2%)>渋渋(3.0%)
・JGと試験の傾向が近いのは、吉祥女子、浦和明の星、筑波大附属、慶應中等部
・出願時に記入が必要な志望理由は、親目線でも子目線でもどちらかでも可
・出願順に受験番号が発番されるが、「440」以内を狙うと13:50までに面接が終わり、午後入試の時間が安心。
(申込開始から1分で100名くらいが申込。接戦!)
ただ、最近は午後受験のスタート時間が遅い学校も多いので、心配しすぎなくてよい。
※ちなみに、受験番号順=面接時間ではない。13:50を境に大きく2ブロックに分かれて、その中で4ブロックに配分される。
<参考>過去のJG面接進行表より
各教科からのアドバイス
国語
・JG国語は文章をある程度のかたまり(意味段落)に分けると、その範囲に解答根拠がある場合がほとんど。苦手な子は試す価値あり。
・知識問題は1問も落とせないことを意識して学習を。
算数
・「算数が苦手」な子は44点(受験者平均点)以上、
「普通」な子は55点(平均点+10)以上、
「得意」な子は66点(平均点+20)以上を目指す。
・いわゆる「だるい」問題をやりきれるかが点数差につながる。粘り強く作業して解き切る。
社会
・予想受験者平均点は65点(苦手な子はこの点を目標に)、予想合格者平均点は70点(得意な子はこの点を超えることを目指す)
・大問1の1が記述ありのボリュームありの年もある。
40分で解き切る練習が必要。
理科
・差がつきやすい単元は天体。5年連続で出ており、2025も出る可能性あり。
・時事問題もよく出る。
過去10年間で、出なかったのは2018年のみ。
2025は沖縄、地震、豪雨などが出るかも?
4科全体
・JGに合格するには、
(一般合格率を40%と仮定すると)
得意2科目を「合格者平均」、
苦手2科目を「受験者平均」を目指すとよい。
(上位35%=合格圏内に入れる)
・頻繁に時間をチェックする余裕がないので、時間感覚を体に染み込ませるまで演習することが大事。
「NN JG」コースの案内もされたのですが、サピックスに欠けている「後フォローの強さ」を前面に打ち出した魅力的な講座でした。
魅力を感じたところ
・過去問も、塾オリジナルのそっくりテストも、問題ごとに平均点、正答率を示してくれる。(解き直しの取捨選択ができる)
※JGのような学校側からの情報が非公開のところは、塾の情報資産はあればあるほどありがたい。
・年明けの「そっくりテスト5本勝負」では、その日のうちに正答率なども含んだ成績帳票まで出してくれる(当日解決)
※この「そっくりテスト5本勝負」はサピの授業と重なる日の振替授業があり、Zoom受講も可。
サピ生の、「サピ授業と重なるし、通学時間がもったいないな」の非受講理由をカウンタートークできるシステムで、早稲アカの「優秀な他塾生も取り込むぞ!」という本気度を感じました。
顧客のニーズに合致するなら、戦略としてアリですよね。
しかし、我が家は検討の前に受講資格の点数に達せなさそうなので、関係なさそうですが。
長くなっちゃいましたが、どなたかの参考になれば嬉しいです。