14日の横浜ベイスターズ戦で村上にようやく待望のホームラン。打線のつながりも良くなり、9-0と快勝した。

 この日も村上は2番の打順。初打席の1回表、相性のいい大貫から、外角のストレートをバックスクリーン左にたたき込んだ。54打席目で、今期初のアーチだ。

 この人が打つと、やはりムードが高まる。先発のヤフーレが丁寧に低めに集めて連打を許さず、6回までゼロ行進に切って取る。1点追加し、猛打が炸裂したのは7回表だった。

 1アウトから村上がヒットで出塁。青木がエラーで1、2塁となり、サンタナがタイムリーで3-0、オスナもタイムリーを放って4-0、続く川端がファーストのエラーで5-0、中村もヒットで続き、一三塁で長岡がきっちり犠牲フライを打ち6-0。さらに丸山がタイムリーを放って7-0。とどめは二死一二塁からの塩見のゴロをショートが悪送球する間に2人が還って9-0と、一挙7点をもぎ取った。

 ベイスターズの3つのエラーに助けられたとはいえ、5本のヒットをつなげてビッグイニングにした攻撃力は、二連覇したときの切れ目のない打線、しつこくつなぐ粘りの打線がよみがえったようだ。投手の継投もうまくいった。

 昨日から今日の2試合に勝って、選手たちにも笑顔が戻ってきた。打線がようやく花開いた。ペナントレースはまだ、始まったばかりだ。波に乗って、勝ち進んでもらいたい。                     (2024.4.14 風狂老人日記)