シカゴ・ホワイトソックス(CWS)に移籍1年目の村上宗隆選手(26)が、26日のロッキーズ戦で、34、35号の2本塁打を含む3打点の活躍で、6-1でチームを勝ちに導いた。右もも裏の負傷で2カ月の休場。心配された今季の活躍だったが、いつの間にか4番を打たされる中心選手に上り詰め、頼れる「村神」ぶりを発揮し始めている。

  私はヤクルト時代から彼のファン。ホームランバッターとして並外れた才能を持っていることが、もちろん魅力だが、人柄もいいうえに、熊本出身の彼が、地元の野球少年たちや、地震・水害の被害に対して支援を惜しまないという「故郷愛」を持っていることに好感を覚えていることが大きな理由だ。

 村上選手は、ロッキーズ先発の菅野智之投手(元巨人)から初回の第1打席、2-2からの5球目のスライダーを豪快に振り抜き、右翼席に叩き込んだ。さらに同じく菅野投手から、7回の第3打席、1-0からの2球目のシンカーをジャストミートでとらえ、レフト席へ運んだ。村上選手が得意とする広角打法のホームランが見事に決まった。力ではじき返すのと、技ありでフェンスを超させる本塁打どちらも、彼の能力の高さを示している。この試合では、8回にもライトにタイムリーを放って、総得点6点中3点をたたき出した。

 昨日(25日)にも1打点を上げ、9-1でロイヤルズを破り、ホワイトソックスのア・リーグ中地区のポスト・シーズン進出を決定させた。ポスト・シーズンは、日本でいえば日本シリーズへの予選(クライマックスシリーズ)のようなもの。地区優勝はまだ決まっていないが、現在首位のガーディアンズと1ゲーム差の2位で、両チームとも2試合ずつ残しているので、最後まで気が抜けない。しかし、ここにきて1試合本塁打2本という村上選手の絶好調さは、これからもチームの推進力をさらに高めるだろう。また、ポストシーズンでの活躍も期待できる。 

 もう一つ注目なのは、新人王の行方だ。日本選手では巨人からブルージェイズに移籍した岡本和真選手も候補に挙がっているが、残り少ない最終版で、村上選手がホームランで岡本選手に2本差をつけたのは有利な材料だ。テレビは、なかなかホワイトソックスの試合を中継してくれなかったが、村上選手の活躍で、大谷選手のドジャーズみたいに、これから中継が増えるのではないだろうか。楽しみである。(2026.9.26 風狂老人日記)