スウェーデンの16歳の少女、グレタ・トゥーンベリさんが、ヨットでニューヨークに着き、国連の気候変動会議に出席するというニュースがテレビ、新聞に出ていた。彼女は大変な行動力で地球温暖化対策の重要性を訴え、国際的にも注目されている。

 老骨の身では彼女のようなパワフルな活動は無理だが、死ぬまでに、少しでも地球温暖化の時計を戻すために、否、時計を進めないために、身近なところから行動を起こさなければいけないと改めて思った。今年は九州を中心に起きている大雨被害。やはり地球温暖化しか原因が考えられない。難しいことは分からないが、海水の温度が上がっているために、昔より水蒸気の上昇が激しくなり、それが大雨や大風につながっているとしか思えない。

 それじゃ、何をすればいいのか? ネットでいろいろ調べてみたが、一言でいえば、やはり「エネルギー、資源の無駄遣い」をしないことしかなさそうだ。

 例えば、①水を流しっぱなしで洗い物やシャワー、歯磨きをしない②人のいない部屋の照明は切る③電気製品はこまめに切る④プラスチック(レジ袋)、紙製品を無駄遣いしない⑤車のアイドリングをしない―などだ。

 きょう偶然だが、電気ポットがおかしくなった。水を入れると、自動的に沸騰し、あとは90度などに保温するようマイクロコンピューターで制御されている。それが、いつまでも沸騰し続けて止まらなくなった。いろいろいじっている間に元に戻ったが、いまの家電は、こうした便利なものが多すぎる。しかし、1日に数回しか飲まないコーヒーやお茶のために、ずっと90度を保つための電力は結構な量なのではないか? 炊飯器にも保温装置がついている。こうした滞留電流がバカにできないと思う。

 茶を飲みたいときは、薬缶で必要な分だけのお湯を沸かす。レジ袋はもらわず、持参の買い物袋で何度も買い物をする。これまでも無駄遣いに気をつけてきたほうだが、今より少しだけ不便を我慢すれば、さらに無駄遣いを減らすことができそうだ。

 今日は防災の日だ。災害を減らし、若い人、子供たちに少しでも暮らしやすい地球を残すために、まずはできることから始めるぞ。

                                        (2019.9.1 風狂老人日記)