ちいかわとガンプラと。 | 恐怖のイラストレーター日記/ハマダミノル

恐怖のイラストレーター日記/ハマダミノル

イラストレーターのハマダミノルです。
アート、音楽、映画、プラモデル、そして冷凍食品を愛しています。

 

私が小学5年生のとき、親から貰ったお小遣い五百円を握りしめて学校近くの神社で開催されていた夏祭りに友達数人と遊びに行った。
 

私は子どもの頃から夏祭りが大好きなのだ。
特に屋台が好きなのだ。

 

たこ焼き、わたあめ、焼きとうもろこし。。何を食べようか。

軍資金は五百円なので上手に使おう。

 

数多くの屋台の中で一際子どもたちが集まって賑わっている屋台があった。

 

同じ小学校の顔見知りの子もいれば、隣の小学校の子もたくさん集まっていて「ザクッ!」「ズゴックッ!」「グフッ!」と各々叫んでいる。

 

なんと!どこのおもちゃ屋に行っても売り切れていて、当時の男子小学生全員が喉から手が出るほど欲しがっていた崇高なアイテム、ガンダムのプラモデル、略称ガンプラが屋台の上に山積みになっているではないか!

そうです、私は何を隠そう第一次ガンダムブーム世代のイラストレーターです。

 

これは屋台でプラモデルを販売しているのではなく、「ガンプラくじ」で箱に手を突っ込んで三角形の紙を一枚引き、その紙を開いて書いてある番号の箱を破ると景品の番号が出てくるという二段認証のようなクジ。

 

チンピラ風のパンチパーマで細顔のテキヤのお兄さんが「ガンプラが当たるよー!」と威勢よく場を盛り上げていた。

集まっていた小学生男子が全員興奮している。

私も興奮してきた。

 

ガンプラ欲しさに小学生男子たちが並んでいる。

私も当然並んだのであった。

 

あれが欲しい、これが欲しい、自分の前に並んでいる子にこれが当たったら悔しいとか、いろいろ思いを巡らし、もう友達に話しかけられても耳に入らない状態。

 

よし、自分の番になるまで誰もガンプラは当たっていない。

一回百円のくじを一枚引く。

ハズレ。

お小遣い500円全部くじに捧げる。

全部ハズレ。

 

あまりにも悔しくてその場で他の子たちがくじを引くのを見届ける。

くじを引き終わった他の子たちも立ち去らずに同じように見届ける。

 

箱の番号はどんどん破られていくのに誰もガンプラが当たらない。
屋台の上にはたくさんのガンプラが積み上げられているのに一つも当たらない。

いくら小学生でもおかしいよな。。と気づき始める。

 

最後の一つが破られてテキヤのお兄さんは「残念!惜しかったね!」と何が惜しいのか、誰一人ガンプラは当たらないという。

 

このチンピラ、悪びれる様子もなく、小学生からお小遣いを巻き上げて後片付けをしてとっとと帰りやがった。

 

今回のくら寿司のちいかわコラボの件でこのエピソードを思い出し、怒りが込み上げてきたのでした。

あのチンピラに。