イラストレーターがギャランティ未払いにあった場合の対処法と注意点 | 恐怖のイラストレーター日記/ハマダミノル

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イラストレーターのハマダミノルです。
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フリーランスのイラストレーターに、よく起こるトラブルの一つであるギャランティの不払いについて、どのように対処すべきか考えていきたいと思います。

イラストレーターがクライアントからギャランティの不払いや約束の金額より低い額だった場合には、以下の対処法を考えることができます。

 

  1. 原因を確認する

まず、クライアントが約束した金額や支払いの遅れの原因を確認する必要があります。

 

クライアント側に問題がある場合は、適切な理由があるかどうかをメールや電話等で確認しましょう。

 

しかし、クライアント側に問題がなく、イラストレーター自身のミスや不備が原因の場合は、反省し改善することが重要です。

 

  1. 納品前に明確な契約書を作成する

イラストレーターは、クライアントとの取引の前に、細かい条件や支払いについて明確な契約書を作成することが大切です。

 

契約書には、イラストレーターのギャランティや支払い条件、納品物の内容や期限などを明記することが重要です。

 

クライアントとイラストレーターの双方が契約書に署名することで、両者が同意した条件を守ることが求められます。

イラストレーターの契約書の主な内容は
使用媒体は何か(広告、出版、webなど)広告やwebの場合は使用期間を出版物の場合は二次使用時の料金等をしっかり決めておきましょう。

 

駅のポスターや車内吊りポスターなどは張り出す範囲(一部地域なのか全国区なのか)や枚数、サイズなども明確にしておきます。

 

下記のサイトでは契約書のテンプレートがダウンロード出来ますので上記のことを考慮しながら独自の契約書を作成すると良いでしょう。

 

 

 

  1. 話し合いをする

ギャランティの不払いや約束の金額より低い額だった場合には、まずはクライアントと話し合いを行うことが大切です。

 

話し合いを通じて、クライアントとイラストレーターの双方が納得できる解決策を見つけることができます。

 

その際には、契約書や納品物の内容などを確認し、必要ならば再度協議することが重要です。

 

  1. 法的措置を検討する

もし話し合いがうまくいかなかった場合には、法的措置を検討することもできます。

 

弁護士に相談して、不払いや約束の金額より低い額だった場合の適切な対処法を相談することが重要です。

 

以上のように、イラストレーターがクライアントからギャランティの不払いや約束の金額より低い額だった場合には、原因を確認し、明確な契約書を作成し、話し合いを通じて解決策を見つけることができるように努めることが重要です。

 

ただし、法的措置を検討する場合には、注意点があります。

例えば、クライアントが倒産してしまった場合や、イラストレーター側にも契約違反があった場合など、状況によっては裁判所に訴えることができない場合があります。

 

そのため、弁護士に相談することで、適切な判断をすることが大切です。

 

また、イラストレーター自身がクライアントの信用調査を行う方法もあります。

 

これによって、支払いに遅れや不払いがあった場合や、その他のトラブルが起きている可能性があるかどうかを事前に把握することができます。

 

信用調査を行なっている団体としては、以下のような団体があります。

 

日本信用情報機構(JICC) 

https://www.jicc.co.jp/

 

東京商工リサーチ

https://www.tsr-net.co.jp/

 

帝国データバンク 

https://www.tdb.co.jp/

 

以上のように、イラストレーターがクライアントからギャランティの不払いや約束の金額より低い額だった場合には、細心の注意を払って対処することが大切です。

 

しかし弁護士や調査会社を利用するにしても、その費用は高額になりがちです。

 

そのため、不払いのギャランティと比べて、料金とのバランスを考える必要があります。

 

私自身、20年以上に渡ってイラストレーターとして活動していますが、ギャラの不払いなどのトラブルに何度か遭遇しました。

 

一つ例を出すと、ある編集プロダクションからの依頼で数点の書籍用の挿絵を制作して納品した後、指定日にギャランティが振り込まれていないことがありました。

 

ここの編集プロダクションとは初めてのお仕事です。

 

何度も電話をかけましたが、担当者は電話に出てくれませんでした。

そのため、書籍の販売元である出版社に連絡を取り、その書籍の担当者に事情を話したところ、出版社側から問題の編集プロダクションに圧力をかけてもらい、ようやくギャラが支払われたのでした。

 

もし自分がクライアントとのやりとりで何の落ち度もなかった場合は泣き寝入りなどせず、問題があるクライアントの上司や責任者に協力を求めるのも一つの手段だと思います。