Netflixオリジナル映画。
終戦後の大阪で日本の刑務所に収監されていた元アメリカ兵のニックは刑務所内で白松組の組員である清の命を救ったことで出所後、アメリカ人でありながらヤクザの世界へと踏み出す。
出演俳優はほとんど日本人だが監督も脚本もスタッフはほとんどアメリカ人のようだ。
オール日本ロケといえども、こんなにも昭和29年ごろの日本の街並みの雰囲気が出せるものなのか、というぐらい違和感のない昭和世界でした。
日本人のアドバイザーは当然スタッフにいただろうけど。
指詰め、親分との盃、刺青彫り師など外国人から見たら異世界に見えるだろう極道カルチャーも丁寧に描いていた。
主人公のニックにジャレッド・レト、兄貴分のヤクザ・清が浅野忠信、清の兄弟分・オロチに椎名桔平、白松組の親分さんが田中泯という豪華俳優陣。
ジャレッド・レトって誰?と思ったら「スーサイド・スクワット」でジョーカー役やっていた人ですか。素顔になると普通だね。
肝心のお話はとても地味なヤクザ映画でした。
白人のアメリカ人が極道の世界に入る、というシチュエーションは新しいかもしれないが、内容的には特に目新しさはない。
極道同士の抗争や仲間の裏切りでひどい状況になっていく、さぁ、ここからどうする?こうする、というのが外人さんになったというだけの感じ。
主人公のニックは口数が少ないし、人もエゲツなく痛めつけたり、殺したりするんだけど最後まで極道になりきれていない、普通の青年が一時的にイキっただけに見えてしまう。
でもこの昭和感漂う映像美は見事ですね。
それと清の妹・美由を演じた忽那汐里はメチャクチャ可愛い。
この二点を観るだけならオススメです!
イラストレーター ハマダミノルweb→http://minoru-h.com
