私は美味しんぼが好きで全巻を何度も読み直すほど読んでるんですよ
今はハイミーを使いますが、化調は家に置いていませんでした。
美味しんぼでは実在するお店も数件出てくるんですがその中でも特に行ってみたかったお店がココ
福よしさん
炭火で焼く魚が素晴らしく美味しいようで、魚の焼き方が凄い上手で拘ったお店
宮城県まで行くのなら絶対に行くと決めてました
メニュー(押せば雄山に怒鳴られます)
8800円のおまかせをお願いしました。一応メニューは有りますけどおまかせを金額で言う感じですね
生ビールで一人乾杯
先付け
サッパリした中に木の芽の香りが良い
イカのワタ和え
コレを固形燃料で火を入れて食べる
目の前には炭火の焼き場
カウンターでも良いと言われたんですが焼き場の前だろこういう所じゃ
毛蟹・もろキュウ・出汁巻き卵
カニ味噌と和えた身が不味い訳がない
美味すぎる
一番右に有るのが俺のキンキ(吉次)
さ~っと塩を振って炭火の前へ。
これ炭は固定されてるんですが周りの灰が入ってる所は中華の円卓みたいに回転するんですよ。
炭の火の強いところ弱い所を作って、魚を移動させながら一番いい状態の火の場所で焼いて行くんですよね。
串も魚の種類や大きさで変えるらしい
炭が下に有ると魚の脂が炭に落ちて煙が出るので香りが魚に移るんだけど、この焼き方だと脂は手前の水の中に落ちるので煙は出ずに遠赤の熱の恩恵だけ魚に行く
イカの火が通って来た
くぅううう美味い
日本酒やろコレは
福よし720mlをお願いしました 2500円+税
俺の牡蠣が焼かれている
お刺身盛り合わせ
コレは鮫の心臓
カツオは13キロだと
鯛・サワラ
ホタテ
鮫の心臓は初めて食べましたけど魚の心臓とは思えないな
牡蠣
シーズン最後らしく、一番デカくて美味しいと
俺の吉次が場所を変え位置を変えて焼かれている
絶対美味い(確信)
焼きあがりました
うぉおおおおおおお
素晴らしい
こんなになるまで食ってやった
この骨を
この出汁の中へ
少し浸す
うわぁああああああああ
いただきまーす
最初の野菜を和えた物は酢の酸味でさっぱりしてて、毛蟹に始まりビールが亡くなった頃にイカのワタ和えが焼き上がって日本酒にし、そして刺身と牡蠣が焼き上がって更に日本酒が進んでなぁ
鮫の心臓はレバーの様な香りなどせずにコリコリした食感で大変美味しく、ホタテも鯛もカツオも美味かった。
吉次はもうメチャクチャ美味くてホント骨をしゃぶって迄食べたいと思わせる火入れで、中はふんわり皮目は香ばしいんだけど火が直接当たっていないので香りが大変良くてホント凄い
京都の高級なお店で食べる鮎の焼き方に似ているけど、それよりも一段上の火の入り方だった
骨の旨味の出た出汁は少しピリッとするんだけど(唐辛子の辛味じゃない)脂は落ちているので髄の旨味がたっぷりで酔った体に優しく胃を落ち着かせてくれました
ほんと焼き魚は凄かったですよ
ごちそうさまでした
隣の方もお一人で来店されてて最初は会話も無かったのですが、親父さんが焼き場に来られてから3人でお酒を飲みながら色々お話をさせて貰ったんですよね
お酒のラベルや店内に墨字で書かれた詩というか文字が有るんですが最後に「ケンイチ」って書いてあるんですが高名な方が書いたのかなと思ってたら、親父さんが書いた物だと!
書いている内容がホント良い話で白々しい感謝みたいな感じじゃない、ジワッと来る内容だった
いい話ばっかりでなぁ。お店に来る時、自分を調整してきた?って隣の方に言われたので万全の胃袋で挑みたかったので10時30分にあっさりしたラーメンを食べただけでやってきたというと「それだよ」って感じで、良いお店には自分もちゃんと調整して挑まないと真価が分からないって話をしたりと価値観も似てたわ。ほやを注文されてて1個貰ったんですけど(珍しいんだよ俺が人から貰ったりするの)良い香りでクセは勿論有るんだけど、日本酒とも良く合って大変美味しかったなぁ。
親父さんは本物を見ないとダメだという話と、吉次の焼き方はフランス料理の巨匠、三國シェフも絶賛しててプロの料理人の方も食べに来る話や、コレが作りたいからココでやってるなど色んな話を聞かせてくれました。美味しんぼを見てやってきましたと言うと雁屋哲さんの話しも伺えて、今回この旅行を計画した時にこのお店に絶対来ようと思ってやってきたが本当に来てよかった。
日本酒とビールと料理で12000円ぐらいでした(安い)
これお店の営業が終わる前のダクト
炭火の上にあるのにこの綺麗さですよ、凄いなぁ
福よし (ろばた焼き / 鹿折唐桑駅)
夜総合点★★★★★ 5.0
夜の気仙沼港
このままホテルで寝ました
良い夜だった