1月21日から2月2日までエジプト・ヨルダンに行ってきました。
ヨルダンには昨年の9月より娘が留学をしていまして1月の後半で半期が終わり1か月ほど休みになるので、休みに合わせてエジプトで娘と落ち合って、そのまま旅行をしながらヨルダンから一旦帰国する予定(こんな長旅は無職じゃないとできない)
今回の旅行は私はノータッチで嫁と娘が盛りだくさんで行程を組んでくれました(感謝)
エジプト・ヨルダンってピラミッドやペトラ遺跡などは知っているけど、その他はどんな場所か良くわかってなかったので、行く数日前からエジプト旅行記などをYouTubeで見たんですけど「メッチャウザい」「最悪」「ボッタくり」「鬱陶しい」など結構なマイナスワードが出てきてました。私もそれなりに覚悟して行ったんですけどコレが噂に違わないとんでもない国だった
今回はエディハド航空で関空からアブダビ経由でエジプト入りします
アブダビまで11時間・3時間ぐらいの乗り継ぎ時間が有って、アブダビからエジプトまで4時間ほどで着きます
夕方5時過ぎの飛行機でしたのでゆっくりできました
飛行機のモニターにメッカの距離と方角が!
ちなみに表記は英語でも出来ます
映画も少しは日本語の吹き替えがあったけど、中国語はメッチャ沢山吹き替えの対応してたわ
最初の機内食
左の下はマカロニサラダ・上は抹茶のケーキでした
メインはフィッシュorチキンみたいな事を言われたんで(英語は少しだけ理解出来る程度でほぼ話せない)
フィッシュをお願いしたらこんなのきました
これとパンは食えないだろうw
結構おいしかった
白ワインを頼んだらコップだった
嫁はビールを
食器は鉄製でしたよ(テロ対策でプラスティックが多かったのに)
二度目の食事
シュリンプを注文したらカレーだった
コレも美味しかったです
映画を観たり眠ったりしてたら到着
アブダビ空港
アブダビって要はUAEの首都です。日本じゃドバイって言う方が分かり易いけどドバイはUAEの都市名
厳密にいうとUAEは首長国連邦なので数か国の集合体ですね(ほんまにその説明でええのか)
楽天でゴールドカードを作るとプライオリティパスって各国にある空港のラウンジが使えるパスがタダで作れるんですよ
そいつを使って
空港ラウンジ
俺はタダだろうけど嫁の料金は必要だと思ってたら嫁も無料ぽかった(英語が分からないので分からない)
カレー・チキンなどを取って来た
コレも美味しかったですよ
場所柄酒と豚肉料理は無かった
この人達は主に車椅子を押す係の様
アブダビの金の使い方がムスリム
エジプトに向かおう
ここでも機内食が出ました
マトンって言うので頼んだらこれ。ご飯の真ん中にマトンが入っててプラオみたいな味だった
コレも美味しかった
飛行機に乗った時にアブダビ行とは違うのを感じる
エジプト人ばかりなのでそう感じたんでしょうね
カイロに到着したら飛行機が停止するまでに皆が立ち上がる(勿論シートベルトサインは点灯中)
乗務員も何も言わない
4時間ほどのフライトでしたが通路、座席の脚元含めて鬼汚い
メチャクチャ汚すんだよな、機内食の蓋とかも散乱してた
朝5時ぐらいに到着したんですけどホテルまではホテルの送迎が来てるという事でした
到着ロビーから手荷物を受け取る方に向かうと、我が家の名前を書いた紙を持っている人間が立っている
えっ?なにって思ったら入国審査のカウンターなどを突破してホテルの迎えが到着口まで入ってきてた(ほかにも数人)
えーーーー!なんでこんな場所まで入って来れるんだ?ってびっくりしたが、帰る頃にはこういうのも全然ビックリしなくなる国だと言うのが後で分かる
そいつに促され、入国ビザを購入(米ドルで25ドル)し、ビザを持って手荷物を受け取り入国審査の列に並ぼうとするとホテルの迎えがビザとパスポートを渡せと言う
列とは違う場所から入国審査のカウンターにパスポートとビザを持って(向かって一番左の男)
速攻で入国の印を貰ってきよった(審査官は俺の顔など見てない)
次は手荷物を受け取って手荷物検査だと思ったら検査の列をぶっちぎって審査してる奴に何かを話すと俺たちに手招きをする。そっちに行くとエックス線検査機を通さず、金属探知もぶっちして入国完了
こいつには一体どんな力があるんだよ(政府の要職でもやってるのか?)
何の審査も検査もせず入国って密輸し放題じゃないか・・・
本来なら1時間ぐらい掛かるであろう入国手続きが10分程度で終了
いきなり度肝を抜かれたわ
しかもこいつはバスの運転をせずに入国の出迎えだけをするようで、ワンボックスまで俺らを連れて行くとそのまま空港に戻って行った。5ドルのチップを渡すとサンキューって去って行った
ワンボックスがホテルに到着
https://concordeelsalam.com-cairo.com/en/
上記の結構いいホテル
ホテルに入るまでに鉄製のゲートが有って、そこで会社の車なのに金属探知機の様な物で車のぐるりを検査し、犬も連れて車の回りの臭いを嗅いでから敷地に入場
入り口に到着すると手荷物含めトランクもエックス線検査機に掛けて体は金属探知機を使い調べて入館
ヨルダンでも外国人が多く泊まる良いホテルはコレが当たり前だった
荷物を置いてチェックインは出来ないけど、パスポートを見せて予約の確認をしてホテル内で両替をした
エジプトの通貨はエジプトポンドと言い、1ポンド5円ぐらいのレートだった
この日の予定は嫁と俺2人だけでピラミッドとオープン準備中の大エジプト博物館に行って、夜にホテルで娘と合流するらしい
嫁はホテルでタクシーを呼んでもらって出来ればピラミッド観光中は待っててもらい、大エジプト博物館の両方に送ってもらうつもりだったようで、チーフドアマンと話をしていたら1200ポンドだと。それもちゃんと通じてない感じでピラミッドまで行くだけでその価格っぽい
ウーバータクシーのアプリを日本で落としてたので土地勘も無いし、着いたばかりで1200ポンドが安いかどうかも分からなかったのでとりあえずアプリを使うと400ポンドもあればチップ込みで行けそう。
このドアマン、ウーバーの3倍も吹っ掛けてたのか・・・
初めてウーバータクシーを使うのも若干不安だが、ウーバーの3倍の料金を支払うなど馬鹿げてるのでウーバーで行く事にした。日本語で行き先を入力できるし思ってるより簡単でした(しかしこの簡単さが後の悲劇を呼ぶ)
ちなみに楽天の携帯を私は契約してるんですが海外の主要都市だと2ギガまでまら無料でローミングできます。これがすごく便利だったよ
コイツをWi-Fi代わりにしてウーバーを呼びました
ウーバーから撮影
少し埃っぽい。
そういえばエジプトは馬車が普通に走っていて、それも観光用・荷物を運ぶ用・人間を普通に運搬する用と様々な使用法で走っていた。タクシーが60キロぐらいで走っている同じ道路を競馬で言うと最後の直線レベルで鞭を入れられた全速で走っている馬が馬車を曳いていた
ピラミッド入り口は2個合って、スフィンクス側だとクフ王のピラミッド入場券が売ってないと娘が後で言うてました
うぉーーーーーーーーーーーーー
ピラミッドだ!!
ピラミッドの有る全体の入場料が540ポンド(約2700円)その他、ピラミッド毎に入場料が必要でその料金も違うんですよ。クフ王は最高値で900ポンド(約4500円)その他のピラミッドは入らずに、一番安かったメレサンク3世王妃の墓は120ポンドだったような(安い)
大きく開いているのが本来の入り口ですがココは閉まってて、盗掘用に開けられた穴から入場するそう
早朝だったのであまり人も居なかった
アホは世界中に居ますね
この階段を上がると
入り口だ(作り物の様ですが本物です)
入り口でチケットの提示を求められます
すげぇ
少し進むと物凄く狭くなって頭をガンガン打ちます(痛い)
大回廊
テレビや画像で見る場所だ
また狭くなりその先には
コレがクフ王の墓か(実際はどうなんだ)
棺
中には象形文字なども刻まれてなかった
結構天井は高いです
フランスがなんかやった後でしょうね
内部はかなり暑く湿気ている。それと匂いもかび臭い
早く来たので人も少なくすれ違いも楽でしたが、もしやってくるのなら早朝をお勧めします
外に出た
外人の夫婦がいて奥さんが感動してワンワン泣いていた
旦那さんも連れて来た甲斐があるだろうしそれぐらい感動できるというか凄い場所です
結構きつい角度で建ってました
ピラミッドは凄いわ、圧倒的なのとコレが紀元前2500年前に建てられて、しかもこんな高度な建物を建てることが出来るような文明を開いた古代エジプト人の末裔って今は居ないんでしょ?それも凄いよね(今居るエジプト人は古代エジプト人とは人種が違う様だと調べたら出てきたがコレも正解なのか知らん)
生きている内に出来れば見た方が良いのと年を取ってからだと中に入るのが辛いので60歳までを推奨
もう一枚チケットを買っていたので其処を目指そうと歩き出すと、人の好さそうなエジプト人が近寄って来た
そいつは政府の発行した案内人の身分証明書を持っており「何処に行くんだ?おぉココか。俺が案内してやるよ、無論政府公認の案内人なんで金は要らない。ついておいで」(英語は話せないが難しくないような事ぐらいは理解できる)
どこから来たのか?日本か!山本山!ってなんで山本山やねんというツッコミを入れながらついて行ったら
無料の場所があるから入れと言ってくれる
こんな場所を降りていくんだけど、ピラミッドで足がガタガタになってた
クソ面白くない場所でした
今度は
確かにピラミッドが綺麗に見える場所に連れて行くと言われてついて行くと
確かに綺麗
ココで写真を数枚撮っているとさらにこっちにこいと
ラクダだ
毛が刈り込まれていた
ココで案内人がラクダに乗らないか?と言ってきた
嫁が乗りたいと言ってたので事前に相場を調べてたのですが一人1時間で400ポンドぐらいだそう
無論最初は1人800ポンドぐらいでどうだと吹っ掛けてくるので値切って300から400だと言う話(2人だと800前後)
おいくら?って聞きますと2人でラクダ2頭出すから全部を回って120ドルか2400ポンドだと言う
アホかコイツは!高い!っていうと100ドルか2100ポンドだと
それでも高いので高すぎるっていうと1900だと
めんどくさくなって高いので止めるか?って言おうと嫁をみると嫁は乗りたいと
もっと値切ろうとまだ高いって言うと、じゃあお前はいくらなら乗るんだと言ってきたので1400と言ったら向こうがそれは無理だと
めんどくせぇなぁコイツはってなってたら1800だと言って来るんで1600だったらと言うと渋々(ほんと渋々)分かったとなりました
ちなみにエジプトポンド安なので米ドルを欲しがってくるのと、入場料も値上がりしてるので以前の様な値段でラクダに乗るのは難しいと思います(それでもぼられていると思う)
最後に案内人がココまで来たので喉が渇いた、コーヒーを奢ってくれと言うので1ドルくれてやった
まぁ乗っちゃうと楽しむんですけどね
よく考えると高いって言うても一人4000円で1時間ラクダに乗れるじゃないですか、安いよw
ちなみに値切りすぎると細かく金を要求してくるそうで、拒否するとラクダから降ろしてくれなかったり、降ろす料金を払えと言われることもあるとかないとか(値切りは程々に)
おぉ!なんかすげぇ所に案内してくれるで
ちなみにこの案内人の名前はムハンマドでした
それとエジプト朝夕はかなり寒いんですよ
お昼12時から午後2時過ぎぐらいまでは上着無しでも良いぐらいに暑くなるけど、それ以外は薄手のダウンに中はセーターぐらいで丁度良い
まるで迷路のようだ
これはサービスでラクダでしか行けない場所に連れて行ってくれていると思ってたんですが、俺らがチケットを買ったメレサンク3世王妃の墓に連れて行ってくれているだけでした
ちなみに敷地内はメッチャ広くて歩きだと大変だと思うし、バスだと味気ないのでラクダに乗るのが正解です
メレサンク3世王妃の墓に到着
こういう階段を降りると
コレコレ!こういうのだよね
エジプト感が凄い
内部には警備の人間が居るんですが、この場所は離れているのであまり人気が無くて凄くサービスしてくれる
こんな感じでポーズを取らせたりして写真をバンバン撮ってくれました(実際10枚は撮った要らんのに)
ありがとうと言って米ドルで1ドルのチップを渡すと「少ないもっと寄こせと」
1ドルで十分やろって思い、黙って振り切ったら玄関に居たもう一人の警備員も降りてきて俺にもチップ寄こせと。
お前は何もしてないやんけ!って、それも振り切りそのまま表に出たら2人からアラビア語で意味は分からないけど絶対に「死ねぼけカス!このケチ野郎!」って言う感じの言葉を浴びせかけられました💖
砂漠やわ~
この場所はなんなんだ・・・
6個全部のピラミッドが見れる場所まで連れてきてくれた
ムハンマドも歩きながら山本山!がんばれ!がんばれ!って連呼してたんだが俺らぐらいの年齢の人間が教えたんだろうなぁと思う
ムハンマドは優しくて
こんな感じで色々な写真を撮ってくれたし
綺麗な場所にも連れて行ってくれた
右側ムハンマド
一緒に写真を撮りたいって言うたら自分が首に巻いていた煮しめみたいなスカーフを外し頭に巻いてくれて
オゥ!エジプシャン!って言うてた(コレが汗臭さと違う臭いでメッチャ臭くてなぁ、脱いでからムハンマドの独特な臭いが取れなかった。嫁も同じ事をしてく貰ってたけど顔が隠れるように巻いてくれたので臭さ2倍)
良くしてくれたので200ポンドチップを渡したら喜ぶどころか「もっとくれ」と・・・
こいつもビジネスだったんだなぁ(ちなみに200ポンドだと結構良い昼飯が食えるよ)
ムハンマドと分かれ、スフィンクス側の出口に向かう
スフィンクスのケツです
思ってたより小さかった
スフィンクスは無料で見れました
出口付近では土産物屋が
こいつらも鬼鬱陶しくて「ワンダラー!ワンダラー!」呪文のように言ってくる
地べたで物を売る奴まで居た
とりあえず少しお腹も空いたのでお昼を食べてから、ウーバーで大エジプト博物館に向かおう
後半に続く
ちなみに今回は10日ぐらいの長旅ですからかなり長くなると思いますので覚悟してください
写真が多く書く方もめんどくさいんですが頑張ります