粒粒 皆 辛苦なるを | hamatarianのブログ

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好奇心いまだ旺盛な80歳になった本格的?な後期高齢者ですが
自称「好奇幸齢者!」。
身の丈に合った日々の楽しさと心身の健やかさを
色々と工夫し、健康寿命を目指します。

 

粒粒(りゅうりゅう) (みな) 辛苦(しんく)なるを」は、中唐から晩唐にかけての

政治家・詩人/李神の絶句二首からなる、漢詩「農を(あわれ)む」

の二首目の結句です。

粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)」という言葉の出所にもなりました。

 

「粒粒辛苦」とは、を作る農民の一粒一粒にかける

苦労はひととおりでないこと。

転じて、ある仕事の成就にコツコツと苦労を重ねて

努力すること です。

 

「農を(あわれ)む」はその昔、農民の労苦と作物の大切さを

訴求し、報われぬ哀れを誘う漢詩でもあります。

 

 

 

 

「農を(あわれ)む」の吟題は、今年度4月より5年ぶりに

再開となった□□福祉会館詩吟講座(小生は事務局長)の

8月から11月の課題吟で、先月より吟詠の練習中。

 

 

今般、久しぶりにブログ更新にあたり、とり上げる

切っ掛けとなったのは、お米が各地で品薄状態となり

価格が高騰している最中、埼玉県に住む

かつての後輩より、今年も又、新米10㎏が送られて

きたことと

併せて前後し、ご教示を賜っている知人より梨(豊水)が

届き、この時節柄だけに恐懼感激したからです。

 

 

 

お米にしろ梨にしろ、稲作農家や梨農家の人たちにとっては

一年中かけての大変なお仕事、良質なお米や梨を収穫する為には

我々には想像できない大変なご苦労があると思います。

 

一粒一粒、一個一個のすべてが苦労の結晶であることはもとより

品不足で高騰している折に、変わらぬお心配りを頂いて

とても嬉しく感じた次第です。

 

妻共々、心より感謝し  一粒・一粒、一つ・一つ、

噛みしめて ご賞味させて頂く所存です。

 

また、「農を憫む」の課題吟

思いを新たに、地道な努力を積み重ねて

しっかりと練習して参ります。

 

 

 

最後に、夕焼けと言えば今も昔も秋。

清少納言は「秋は夕暮れ」と讃えましたが

今年は九月の半ばになっても猛暑、酷暑に悩まされており

空の様相も儘ならぬようです。

 

昨日の夕焼け空

 

 

         今日の午後3時の陽光

        

 

 

 

        最後まで お目通し頂きまして

                     ありがとうございました。<(_ _)>