春を探る | hamatarianのブログ

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好奇心いまだ旺盛な80歳になった本格的?な後期高齢者ですが
自称「好奇幸齢者!」。
身の丈に合った日々の楽しさと心身の健やかさを
色々と工夫し、健康寿命を目指します。

暦の上では今日 2月4日は立春、春の始まり。

 

 



そんな本日、昼過ぎ1時15分より、今年三回目となる
詩吟同好会「そよ風吟詠会」を運営した。


 

会員さん17名に配布した本日の運営要領



今日の課題吟は戴益作「春を探る」。

 

まさに作者の意図、詩の意味からも
この時期に相応しい吟題

 

男女別の合吟も各々独吟も、マスクを掛けた
状態ではあったが
声を前に出すことを心掛け、高吟した。


 

詩意
春を求めて一日中、歩き回ったが
それらしい風景を見つける事が出来ず
疲れ果てて家に帰り、ふと庭の梅の梢を手にとってみると
枝先には、もう蕾がすっかり膨らんでおり、
春の気配は十分に感ずることが出来た。

 

 



 

言わんとするところは
真理とか幸せというものは遠くに求めて
得られるものではなく身近な所や
我が心にあるもの、であろうか。


 

そう思い、見過ごしてしまいそうな何気ない
日常のなかにこそ、幸せはあるんだと
気持ちを傾け、吟題「春を探る」を吟じた。

 

 



 

こうして

吟友らと漢詩や和歌を学び、吟ずる楽しみを共有し

自ら運営できる喜び・幸せは、まさに身近にあり

「春は枝頭に在って已に十分」であった。

 



なお
同好会を終えた帰り道、立春を喜び且つ厄除けの
意味のある言葉で「立春大吉」のお札を玄関の外に
貼っていたお家を目にしたが
立春大吉は全ての文字が左右対称、それに裏から見ても
立春大吉。

吟詠はもとより日常生活も「立春大吉」の
バランスや安定に通じた縁起に
あやかりたいものと思いながら、帰路に着いた。



 

  最後までお読み頂き
    誠にありがとうございました。<(_ _)>