大晦日、冬菊に思いを重ねる | hamatarianのブログ

hamatarianのブログ

好奇心いまだ旺盛な80歳になった本格的?な後期高齢者ですが
自称「好奇幸齢者!」。
身の丈に合った日々の楽しさと心身の健やかさを
色々と工夫し、健康寿命を目指します。

今日は2020年、令和2年の大晦日。
そして拙い小生の今年最後のブログとなります。


今年も一年を通じ お読み頂きました皆様、
誠に ありがとうございました。

 

時には温かいコメント、お優しい お言葉を
頂戴し、とても励みになりました。

 

心より感謝申し上げる次第です。

 

 

記述中、外に目を遣ると 天気予報通り、雪が
しきりに降っており、灰色一色模様。

 

 

 この冬初めて目にした、モノクロみたいに降りしきる雪

 

 


 まさに 新型コロナウイルスの感染拡大により、
日本は固より世界が一変した一年となり
未だ収束の兆しさえ見えない情勢を象徴して
いるが如く。

 

雪、積もるだろうなア、と思った折、今年度は
コロナ禍で一度も受講できなかった詩吟教室で
かつて習った、漢詩「菊 花」を思い出した。

 

 

          詩文「菊 花」

 

 

 

     

 

 

 

 

この漢詩は 白楽天とも呼ばれた中国、中唐の
代表的詩人で著名な 
白 居 易の 作 「 菊  花 」です。

 

 

詩意を簡単に記述すると

夜が明けると、初霜が薄っすらと降りて、
瓦も白くなっているが、この寒気に耐えれず
芭蕉や蓮の葉は折れたり傾いている。

 

そうした中で、寒気に耐えているのは、ただ
冬菊だけであり
その菊の花は美しく咲いていて、暁の風景を
より一層、清らかにしている。と、
心打たれて詠んだと拝察する。

 

 

作者は身内の死や自らの左遷など、艱難辛苦に

耐えた自分の人生を、寒気に耐える菊の花に重ね

清々しく 感慨に耽った詩である。

 

 

コロナ禍の感染拡大による 世界の艱難辛苦とは
比べようもないが、小生も思いを重ねてみた。

 

 

 

自らの生活も 「巣ごもりファースト」となり
趣味として楽しんできた 数々の教室や講座は
一教室を除き、今年度一度もなく 当然ながら

日々の練習の成果を 発表する
 大小の大会も 全く無くなってしまった次第。

 

 

 

なかでも 一番の心残りは
44年続いてきた16区の福祉詩吟教室連盟の
合同交歓吟詠大会を中止し且つ終息の目途が
立たないことから
高齢者で運営してきた連盟自体も廃止としたこと。

 

 

関係者の方々や代表委員各位の意向も取り計らい

かつての歴代会長さんたちが築いてこられた活動に

終止符を打つこととなり、まさに断腸の思いで

断念した次第。

 

 

昨年の第44回合同交歓吟詠大会の記念式典

 

 

 

寒さに耐え、凛と咲く「菊 花」には まだ出会わぬが
「朝の来ない夜はない」と言うように
ものごとは何時か必ず良い方向に変わると 信じ
来年こそ 自ら「菊 花」を咲かせる希望の種を
蒔いて見せると

残り5時間を前に 自分に言い聞かせた次第です。

 

 

    朝の来ない夜はない

 

 

 

本格的な寒さ到来です。

 

くれぐれも ご自愛くださいます様
ご祈念申し上げますと 共に
来年も宜しく お願い致します。

 

 

 最後まで お読み頂き

    誠にありがとうございました。<(_ _)>