ここ浜松は気候が温暖な地域で、雨という雨は殆ど降らず平穏な真夏の日々ですが、
全国的に豪雨の被害が相次いでいます。
被害が最小でありますことを心よりお祈りいたしております。
さて、時間の使い方が下手なようで、すっかり更新が遅れています。
先日、原発被害に遭われた福島の現実を、できる限りありのままに表現した映画
『朝日のあたる家』の上映会に行きました。
この映画を作るにあたって、国内の全ての原子力発電所はもちろんのこと、チェルノブイリまで足を運び、現状調査や聞き取り調査を重ねたそうです。
この映画が伝えたいこと・・・
あなたが本当に大切にしたいことは何ですか?
監督はこうおっしゃいました。
今が、日本の幕末、戦後以来の転換期だと。日本は昔、苦しかったが、
今は何でもある。便利になった。
本当に大切なモノは何かを忘れてしまっているのではないか?
映画を見たら、気づかされると思います。
個人的感想ですが、その変化の波に誰もが乗ってしまい、知らず知らずのうちに流され忘れていく。
日々、悪戦苦闘している私は、それから逃れるように
「この立たされている現状で幸せなんだ」と自身に言いきかすことがあります。
そして、そう思いたくても、ブレていく自分がいます。
朝が来ることから始まって、いつもの当たり前の毎日が幸せなことなんだと、あらためて感じました。
こんな思いで創られたこの映画は、すべて事実です。
父、母、中学生、そのお姉ちゃんの、ある一家4人を舞台にしています。
地震が起きた時間はもちろん、避難勧告時間、灰が降ってきた時間など忠実に再現されました。全ての事の起こる時間の再現です。
そして、現実に、この2人のこどもたちの体に及ぼされた原発の被害、
それをめぐるご両親の葛藤までもが再現され・・・
そして、病気を抱えたまま、生まれ育ち慣れ親しんだ土地に
二度と帰ることはなくなるまでのことを・・・
後は映画をご覧ください。
静岡県の西部地方 湖西市で撮影された為、この付近の地域から上映されていますが、太田監督は是非、全国の方々に見て、本当の原発に関する情報を知ってもらいたいそうで、全国で上映場所を応募されております。市民会館のような大きな会場が多くの人に知っていただけて良いと思いますが、個人でできそう会場をお持ちの方も、是非、太田監督に直接お問合せ頂ければと思います。
ちなみに、私が観た会場はライブハウスで40名定員でした。
この日は、太田監督トークショーがありました。
どんな思いでこの映画を製作したか、参加して下さった俳優さんの、
周りが近づけない程の当事者への入り込み なども話され、質疑応答も行われました。
電力としての『原子力発電に対する知識』も、報道では聞いたこともない情報で、太田監督ショーはとても楽しいものでした。
8月25日には豊橋市民会館で上映が決定しています。↓
http://asahinoataruie.jp/wp/