「レ・ミゼラブル」典型的韓国人男性の結婚観 | あくまでも私的な韓国

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2008年、韓国生活とブログが、ほぼ同時にスタートしました。2021年の肺癌手術を経て、終活を念頭に置きつつ、日々を生きたいと思っております。

夫の友人の友人H氏(47歳)は

高校卒業後、現在は民営となっている国営企業に就職し

人事課でチーム長を務める独身男性だ。

3年ほど前に夫の友人達と4人で会ったことがあるが

物静かでさりげなく気配りが出来る男性という印象だった。

夫に言わせると「髪の毛が薄い」のが弱点だそうで

あの時確かにH氏は帽子を取らず仕舞いだった。


H氏の実家は土地開発の恩恵で裕福だと

度々夫から聞かされていた。

そのせいか見合い話が多いものの

どの女性もH氏の好みに合わず断っていると聞いていた。

そんなH氏に昨年の11月頃に同僚を紹介したのだが

これが最近我が家に少なからず波紋を呼んでいる。


同僚はH氏より1歳年下で離婚歴がある。

聡明で気配りがよく出来る素晴らしい女性だが

大学時代に知り合った初恋相手と結婚し

10年間の結婚生活後、うつ病を患ったそうだ。

理由は元夫が定職に着かず

夫の実家から生活費を貰っていたこと等だとか。


H氏と同僚が良い話し相手になれると直感し紹介したのだが

夫を交えて4人で会った時に

二人は映画の話などで意気投合していたようだった。


その後、女性には奥手だと聞いていたH氏が

同僚には珍しく積極的にアプローチしているとは

H氏の友人経由で夫からと同僚本人からも聞いていた。


そうして向かえた昨日、夫がやや興奮した様子で

「女性がH氏に離婚歴を伝えたようだ」と言うのだ。

夫曰く「女性はそんなことは隠すのが普通だ」そうだが

私は「同僚は率直な女性なんだから当然でしょ」と言い

「何が問題なのか理解できない」とも言ってやった。


夫の心は韓国の固定観念と現実の間を揺れ動いている。

夫自身は前夫と死別歴のある子持ち年上の私と結婚したが

未だに家族や友人達にそれを話したことがない。

夫の本音は「お互いに思いやりがあればいい」だが

韓国でそれを言うのは大いに勇気がいることらしい。


推測だが、H氏は同僚をとても気に入り結婚を考えたのだろう。

しかし、同僚は一般の韓国人とは違い何でも率直に話す女性なので

離婚歴があることをH氏に話したのだろう。

世間体に縛られて苦しむH氏を哀れに思うものの

これ乗り越えれば、才色兼備の女性と

余生を楽しく暮らせるかも知れないのだ。


私は同僚に幸せになってもらいたいとH氏と会わせた。

H氏の勇気ある決断を期待している。









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