韓国のホットスポット(ホンデ)で遊ぶ若者と地下鉄のホームレス | あくまでも私的な韓国

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2008年、韓国生活とブログが、ほぼ同時にスタートしました。2021年の肺癌手術を経て、終活を念頭に置きつつ、日々を生きたいと思っております。

昨夜はカナダ人メアリーが自ら企画した誕生パーティがあり

夜8時45分の集合にあわせて

余裕をもって自宅を7時半ごろ出発したところ

何故か地下鉄2号線がシンドリム駅で止まり

後続の列車に何も考えずに乗り

そろそろ目的の弘大入口駅に着くかと目を上げると

別方向に3、4駅進んでいることに気がついた。

ちょうど待ち合わせ時間になっていたので

自力で行くとメアリーにメールをし

やっと弘大入口駅に着いたのが9時15分

予め送ってもらった地図が分かりにくく

最終的にクラブのメアリー達と合流できたのは

10時を回っていた。

店名「mama gollira」は合っているが

以前行ったクラブとも雰囲気が違って気後れした。

地下の店舗にスモークが充満していて

IDを懐中電灯で確認され

手の甲にスタンプを押されて入るのには驚いたものの

ええい、ここまで来たんだ入ってしまえ

と奥のテーブルに居たメアリー達にやっと会えて

大いに安堵した。


私を待っていたように

バースデーケーキのキャンドルに火がともされ

夫の浮気が元で1週間前に正式離婚し

晴れ晴れとしたメアリーの誕生日を皆で祝った。



7、8人のメアリーの友人達の中に元同僚のジェーンがいて

昨夜は彼女との2年ぶりの再会もでき有意義な夜になった。

ジェーンと私は終電に間に合うよう

まだまだ盛り上がりそうなクラブを後にして

11時過ぎに満員の地下鉄2号線に乗り込んだ。

そのまま地下鉄で江南まで行けばよかったのだが

遠回りだったこともあり

バスで帰ろうとウルチ路入口駅で地下鉄を降りた。

改札口を出て地上への出口を探していると

駅の構内の異様な光景に目を疑った。

何十人ものホームレスがダンボールで仕切りを作り

何故かお揃いの深緑の寝袋で

既に眠っていたり寝る準備をしているところだった。

怖くなり急いで地上に上がり

閑散としている明洞のメインストリートを突っ切って

バス停に急いだが乗ろうとしたバスは既に終わっていた。

仕方なくとりあえず韓江(ハンガン)だけは渡ろうと

新沙洞方面に向かい宣陵(ソンルン)駅にたどり着き

そこから歩いて自宅に戻ったのが夜中の1時だった。


昨夜の今日で目に付いてしまったのが

以下の2月19日付け朝鮮日報日本語版記事。

「ソウル駅などにあつまる江北のホームレスが江南に集まる理由」
http://japanese.joins.com/article/423/148423.html?servcode=400§code=400


記事要約:江南にホームレスを見かけるようになったのが4~5年前。以前からホームレスが多かった場所は飽和状態となり、コミュニティも形成されている為、仲間に入れないホームレスが江南に移動しつつある。ホームレスの話によると、江南は金持ちが多く、捨てられたものも高級品で、施しのお金も高額だとか。高層ビルの地下駐車場は入り込みやすく、寝場所を確保し易いのだそうだ。

クラブで始発まで遊ぶ勢いの若者達と

終電終了後から始発前の間だけ安眠できるホームレス。

光と影の対比を目の当たりにした夜だった。


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