【2017年の読書】
2017年に読んだ本(漫画含む)です
『ロング・ロング・アゴー』
重松清/新潮社
“僕はいまでも、ほんとうは、あの頃の自分のことが嫌いではないのだ。なつかしくて、いとおしくて、痛々しさに目をそらしながら、ずっと好きでいたいのだ。”
『セイギのチカラ サイキックガーディアン』
上村佑/宝島社
“人生はカッコ悪いもんっす。”
『ブランケット・キャッツ』
重松清/朝日文庫
“ひとりきりと、ひとりぼっちは、似ているようで違う。”
『LAST』
石田衣良/講談社
“聡をひろいあげてくれたこの老人は、この光景を見ながら遠くない未来ここで死ぬことになるのだ。だが、最後の瞬間がくるまで、好きなように生きればそれでいい。”
『世界№2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』
和田裕美/ダイヤモンド社
“つまりお客さんは自分で選び、自分で決めたいのです。自分で自分にクロージングをかける方が気持ちがいいのです。”
『再生』
石田衣良/角川文庫
“大切なことをひとつかふたつ、つぎの世代に伝えて死んでいく。人間などそれだけでいいのではないだろうか。”
『旅のラゴス』
筒井康隆/新潮社
“そしてとりもなおさず、そのような知恵や思考力こそ、わたしが多くの書物から得た、より大きなものであった筈なのだ。”
『家族八景』
筒井康隆/新潮社
“心に神を持たない七瀬だったが、自らが神にかわるほどの存在でないことはわかっていた。”
『ジェットマンvol.1 俺に惚れろ!』
井上敏樹/小学館
“ある日突然地球のために戦って欲しいなどと言われてもそうそういい返事ができるはずがない。人生を諦めろ、命を捨てろ、と言われているのに等しいのだ。”
『ジェットマンvol.2 爆発する恋 』
井上敏樹/小学館
“多分、世界を変えるよりもまず、ひとりひとりが自分自身を整理しなければならないのだ。”
『ジェットマンvol.3 爆発する恋 』
井上敏樹/小学館
“おれは誰かのために戦ったんじゃない。そうさ、正義なんてどうでもよかった。んなもんに興味はなかった。おれは、ただ、俺のために戦ったんだ。”
『七瀬ふたたび』
筒井康隆/新潮社
“テレパスが自然や人類に対して何らかの役割や使命を持っているのなら、自分だってとうにそれを本能として自覚している筈である。しかし今のところそんなものを持っていそうな気配は、少なくても自分にはまったくない。”
『エディプスの恋人』
筒井康隆/新潮社
“この世界が現実であろうが仮の舞台であろうが、ひとつの舞台であることに変わりはなく、七瀬が実在していようが仮の存在であろうが今その舞台の上で「エディプスの恋人」としての役をつとめていることに変わりはない。”
『苦役列車』
西村賢太/新潮社
“自身をあらゆる点で負け犬だと自覚すればこそ、尚と私小説を書かずにはいられないのである。”
『マンガを読んで小説家になろう!』
大内明日香・若桜木虔/アスペクト
“「私は天才ではない。その自分が小説家になるには、どうしたらいいんだろう」という自覚を持った人が小説家になるのは、それほど難しいことではありません。”
『光の帝国 常野物語』
恩田陸/集英社
“誰も自然に淘汰されたりなんかしない。とにかく存在しつづけることが必要なのよ。数百年たって初めてただの石が宝石だと認められたり、石炭が燃料になったりする。誰かが予想してたわけじゃないし、彼等が待ってたわけでもない。”
『夏から夏へ』
佐藤多佳子/集英社
“スプリンターは、いつも“対自分”だ―と末續は言う。自分と戦うことに疲れ果てた時、スプリンターは引退を決めるのだろう。”
『蒲公英草紙 常野物語』
恩田陸/集英社
“西洋の方は目標に向かってきちんと進むのがお好きなのでしょうし、音楽にもきちんと終わったという感じを求めるのに違いありません。でも、日本の音楽はそうではありません。自分がいろいろ迷ったり、振り返って後悔したり、懐かしんだりする気持ちを確かめるために音楽をするのです。きっと、絵にもそういう違いがあるのではないでしょうか。”
『エンドゲーム 常野物語』
恩田陸/集英社
“自分は若く聡明で魅力的で、そんな自分を待ち受けるのは輝かしい未来に違いないという根拠のない自信にあふれている。懐かしい愚かさ。いとおしき愚かさ。実際の世界は、矛盾と妥協、困難と挫折に満ちているのに。”
『一瞬の風になれ 第一部イチニツイテ』
佐藤多佳子/講談社
“こんな飛び抜けて速い男は練習するなと言いたいけど、すげえヤツほど凡人以上に努力するってのは兄貴を見ててよく知ってる。”
『一瞬の風になれ 第二部ヨウイ』
佐藤多佳子/講談社
“どのスポーツでもそうだが、陸上は特に地味な努力の気が狂うような積み重ねだ。どこまで練習できるかってのも才能の一部だ。”
『一瞬の風になれ 第三部ドン』
佐藤多佳子/講談社
“俺もやめない。ずっと走る。同じチームじゃなくなるかもしれないけど、同じトラックで一緒に走ろう。一緒に競ろう。ずっと、ずっとかけっこをやろう、連。”
『鬼神伝 鬼の巻』
高田崇史/講談社
“誰でも、自分たちの行ってきた悪いことや恥ずかしいことなど、後世に残そうとしないっからな。だから歴史書だけからでは、決して真実は見えんのじゃ。そこに載っていないこと―文字にならなかった歴史こそが真実じゃ。そして、それが重要じゃ。”
『鬼神伝 神の巻』
高田崇史/講談社
“自分の敵は自分で倒せ、自らの自尊心にかけて。それがおまえたちにとって、本当の勝利になるはずだ。”
『鬼神伝 龍の巻』
高田崇史/講談社
“真の剣は形を斬らぬ。形にならぬものを斬るのだ。これは、一寸先も見通せぬ闇を斬るための剣だ。”
『読者ハ読ムナ(笑)』
藤田和日郎・飯田一史/小学館
“今まで自分では、気にしてなかっただろ?「自分の感覚なんて普通だ」と思っていたはずだ。でも、キミの「好き」はキミの武器だから、大切に育てなきゃいけない。外を探す前に、まず自分の武器を確認しな。”
『世界で一番淋しい遊園地』
西田俊也/角川書店
“ほんとうはこれまで楽しませてくれた遊園地に対して、オレたちのほうがありがとうといわなきゃならないんじゃないのか。”
『ぼくとアナン』
梓河人/講談社
“愛ってはずかしい?それとも、気持ちいい?死ってこわい?それともフシギ?”
『星のかけら』
重松清/新潮社
“生きているひとは、みんな、自分の力で歩いていかないといけない”
『刻謎宮 彷徨編』
高橋克彦/講談社
“まさに総司はアンネにとっての太陽であった。”
『外天楼』
石黒正数/講談社
“様々な矛盾を時と場合によって出したり引っ込めたりしながら厚かましく行きていられるのは人間だからだ”
『私は自分の仕事が大好き2』
鴨頭嘉人/かも出版
“どんな仕事をするかが大切なんじゃない。自分の仕事に価値を見つけて、自分の仕事に誇りを持って、自分の仕事を大好きになる!”
『マイナス・ゼロ』
広瀬正/集英社
“「過去にそういうことがあったとしても、現在こうやって幸福に暮らしているんだから、いいじゃない。」”
『ちゅうちゃん』
向山義彦/幻冬舎
“あの頃は、その先に何が待っているかなど考えていなかった。ただ自分の居場所を探して、がむしゃらに足掻いていただけだった。しかしその日々が、私にたくさんのものを与えてくれた。”