DPD欠損が重篤な副作用を引き起こす | ハマリョウの膵臓がん初回手術から14年半、共存9年

ハマリョウの膵臓がん初回手術から14年半、共存9年

2009年11月会社の定期検診で膵臓に影、
翌年2月に7時間に及ぶ手術を行い
2年後再発するも奇跡的再手術で
3年間無事に過ごすも、2015年7月に再々発、
11月に3度目の手術を別の病院で決行、
しかし取り切れず、エンドレス抗がん剤。

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また、いつもイイネ、コメント有り難うございます。

 

私が悩まされた5FU系抗がん剤で重篤な副作用を引き起こす、

DPD欠損に付いて書く。

 

私は、TS-1とオニバイド+フルオロウラシルで酷い目にあった。

多分、私はDPD欠損だと思う。

主治医もそのように述べている。

 

5FUの危険性は、2019年欧州医薬品庁(EMA)から言われていた。

日本では、殆ど無視されていたのか?

 

患者がDPDを欠いていることに気づかず、

これらの患者にフルオロウラシルまたは関連物質を投与した場合、

身体はフルオロウラシルを分解できず、血液中に蓄積する。

これらの医薬品でみられる高濃度のフルオロウラシルの蓄積は、

好中球減少症、神経毒性、重度の下痢および口内炎などの重度で

生命を脅かす副作用を引き起こす可能性がある。したがって、

DPDの完全欠損症患者には、フルオロウラシルまたは体内で

フルオロウラシルを形成しうる医薬品を投与してはならない。

と言っているが、日本では全く無視されているというより、

遺伝子多型を同定出来なかったのか?
 

 

 

 

 

 

上記は、東北大学の研究結果で、重篤な副作用発現を引き起こす

日本人に利用できる「遺伝子多型マーカー」を同定したようです。

 

概要
これまで、5-FU系抗がん剤の解毒代謝酵素であるジヒドロピリミジンデヒドロゲナーゼ(DPD)の遺伝子DPYDについて、重篤な副作用発現を予測する遺伝子多型マーカーが、欧米の先行研究で4種類報告されており、既に欧米の治療ガイドラインに記載されています。しかし、DPYD遺伝子多型には著しい民族集団差があり、日本人をはじめとする東アジア人集団では、5-FU系抗がん剤の副作用発現を予測できる遺伝子多型マーカーがありませんでした。最近、東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)による大規模な一般住民集団の全ゲノム解析によって、これまで見落とされてきたDPYD遺伝子多型が数多く同定されてきました。これらの遺伝子多型の中には、日本人集団に特有の5-FU系抗がん剤の体内動態変動を予測する遺伝子多型マーカーが存在する可能性があります。


本研究成果は2022年6月15日にFrontiers in Pharmacologyで公開されました。

 

ちなみに、5FU系抗がん剤は、

・フルオロウラシル

・TS-1(S-1)

・カペ シタビン  等

 

群馬大学の論文では、

https://www.astellas-foundation.or.jp/pdf/research/30/h30_26_shibata.pdf

 

 

5-フルオロウラシル(5-FU)に代表されるフッ化ピリミジンは、消化器系がんをはじめとする様々ながんに対して世界中で頻用されている。しかし、5-FUの血中濃度が上昇すると、骨髄抑制などの致死的な副作用を誘発する。投与された5-FUの約85%は、肝臓においてジヒドロピリミジンデヒドロゲナーゼ(DPD)によって代謝される(図1)。そのため、DPD活性を先天的に欠損した患者にフッ化ピリミジンを投与すると、5-FUの血中濃度が異常に上昇して死に至る可能性がある。フッ化ピリミジン投与の際は、副作用に注意しながら少量ずつ増量するという対策が世界的に取られている。そのため、副作用が出現して投与を中断したにも関わらず、回復せずに死の転帰をたどる例が後を絶たない。この様な背景から、全てのフッ化ピリミジン投与対象者に対して事前にDPD活性を測定すべきであり、そのように主張する医師も多い。

 

この中で、DPD欠損人間をある程度特定できそう、とある。

 

DPD欠損が分かれば、5FU系の薬を使わず、

治療することも考えるべきだと思う。

 

例えば、

オニバイド+ゲムシタビン

オニバイド+オキサリプラチン+ゲムシタビン

オニバイド+アブラキサン+ゲムシタビン

なんていかがでしょう。

 

まあ、これまでやったことがないから無理でしょうけど・・・・・。

 

 

 

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