抗がん剤副作用が事前に分かるのに① | ハマリョウの膵臓がん初回手術から14年半、共存9年

ハマリョウの膵臓がん初回手術から14年半、共存9年

2009年11月会社の定期検診で膵臓に影、
翌年2月に7時間に及ぶ手術を行い
2年後再発するも奇跡的再手術で
3年間無事に過ごすも、2015年7月に再々発、
11月に3度目の手術を別の病院で決行、
しかし取り切れず、エンドレス抗がん剤。

沢山の皆さんにフォロー頂き有り難うございます。

また、いつもイイネ、コメント有り難うございます。

 

膵臓がんに使用される抗がん剤は、他のがん種と比べ少ない。

 

個別に紐解くと

1.ゲムシタビン

2.S-1(TS-1)

3.ナブパクリタキセル(アブラキサン)

4.オキサリプラチン

5.イリノテカン

6.フルオロウラシル(5FU)

7.オニバイド(イリノテカンリボソーム)

     イリノテカンのDDS(Drug Delivery System)

8..タルセバ

 

その他遺伝子異常によって使用可能な薬剤として

9.キートルーダ(ペンブロリズマブ)

     MST-high  で使用化

10.ロズリートレク(エヌトレクチニブ)

     NTRK陽性  で使用可

 

9と10を使用できる患者は数%のみで膵臓がんでは

良い結果が得られていない。

 

また、分子標的薬タルセバも効果が無い。

 

膵臓がんには従来型の殺細胞性抗がん剤のみしか使えない。

現在の日本で1から7の中、単独に使用するのは、

ほぼS-1のみである。

たまに、ゲムシタビン単剤を使用することもある。

 

現在、日本の切除不能膵臓がんの一次治療は、

・アブラキサン+ゲムシタビン

・フォルフィリノックス

 (オキサリプラチン+イリノテカン+フルオロウラシル)

である。

 

アブゲムに付いては、事前に副作用を判断する

遺伝子検査はないが、

 

イリノテカンについては、

UGT1A1遺伝子多型解析 により、事前に副作用が分かる。

オニバイドもイリノテカンのDDSなので

使用するときはこの解析を行う。

 

私の場合、*6ヘテロ接合体 が1つあった。

これは、重篤副作用の発現頻度は高くはなかった。

 

 

それでも、好中球が300台まで低下し、数ヶ月治療が出来なかった。

 

実は、欧米では(フルオロウラシル)についても

DPYD遺伝子多型解析により、事前に副作用と効果が

ある程度把握されるようになっている。

 

日本では、まだまだ進んでいない。

2022年に東北大学で論文が発表されているが・・・。

 

オキサリプラチンは白金系で、

人によって「アナフィラキシーショック」を起こすことが

知られているが、事前に発生するかは分からない。

よって、投与に際して病院では細心の注意を払っている。

 

実は、5FUはかなりの頻度で死に至るような副作用が起こる。

 

続く

 

 

第22回すい臓がんカフェのご案内です。

2024年1月9日(火)20時でお申込み終了します。
(途中で満席になった場合はその時点で終了します)

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                    記 

1.日時    2024年1月14日(日) 13時40分 開場 

2.参加費   500円 

3.会場    渋谷区文化総合センター大和田 2階 学習室1 

       (〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町23-21)  

       【アクセス】渋谷駅より徒歩、 

          またはハチ公バス(夕やけこやけルート)  

           「文化総合センター大和田」より徒歩

 4.募集人数 45名 (会場定員70名)変更の場合有

 5.対象者   全てのがん種の患者・ご家族、 

         ご遺族の方も参加可能です。

 6.内容   講演 もみの木代表 平林茂 「新しいがん治療の方向性」

        ゲストスピーチ

          【自分で創る「今この瞬間に幸せになる香り(予定)】 

        その後、交流会(フリートーキング)です。

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複数人参加される場合は全ての方を記入してして下さい。
また、がん種を申込みフォームの最後の欄に記入願います。

 

 

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