中村祐輔先生のフライデー記事について(拡散希望) | ハマリョウの膵臓がん初回手術から14年半、共存9年

ハマリョウの膵臓がん初回手術から14年半、共存9年

2009年11月会社の定期検診で膵臓に影、
翌年2月に7時間に及ぶ手術を行い
2年後再発するも奇跡的再手術で
3年間無事に過ごすも、2015年7月に再々発、
11月に3度目の手術を別の病院で決行、
しかし取り切れず、エンドレス抗がん剤。

久々に中村祐輔先生の「これでいいのか日本の医療」について書きます。

 

6月13日に帰国され精力的に日本全国を回られ、

講演や関係者との打ち合わせをされています。

そんな中、昨日8月17日発行のフライデーの記事について先生がコメントされてます。

 

http://yusukenakamura.hatenablog.com/

 

冒頭先生は、

フライデーに3号連続で取り上げられた。内容を見ていない友人からは、

どんなスキャンダルを取り上げられたのかと心配するメールが届いた。
表紙や本文のキャプションの誇大さには恥ずかしいものがあったが、

週刊誌だから仕方がない側面もあると自分を納得させていた。
これまで取り組んで来たこと、これから取り組もうとしていることを知ってもらうには、

まず、読んでもらうことから、第1歩が始まると思っていた。
週刊誌は「売れてなんぼ」の世界だ。

(以後青字は先生のブログからの引用です)

 

第1弾の表紙が

です。

 

私もこれを見て、なぜ「フライデー」に、

そんな夢物語があるのか?

と思い、先生も何を考えているのか?と思った。

 

そのことを何人かにお聞きしたところ、

「記事自体は、相当精査され発行されているように感じる。

そして、中村先生のことだから最終原稿はチェックしているだろう」

との意見であった。

 

続く第2弾で、相談の出来る2クリニックが具体的に雑誌に載った。

 

そして、昨日の第3弾で、

「抗がん剤」はほとんど効かない

 

このセンセーショナルなタイトルに対する先生の真意を述べたのが

今回のブログだと思う。

 

しかし、「抗がん剤が効かない」と書かれると、中村祐輔の「近藤誠」化が始まったと誤解されかねない。
そして、患者さんへの悪影響も心配だ。これには頭を抱えるしかない。

白血病は、私が医者になった頃は「死の病」だったが、抗がん剤の進歩と骨髄移植によって、

今や「薬で治せる」病気の代表となっている。
精巣にできるがんも抗がん剤で治る病気の一つだ。抗がん剤の恩恵を受ける患者さんは

少なくないので、これを真っ向から否定するのは間違いだ。
雑誌の表ページの標題だけを見て、抗がん剤が効かないかのような印象を与えて、

抗がん剤を中止する患者さんが出てこないように願っている。
私のコメント(表紙の見出しは、私の真意とはかけ離れているが)の影響で、

謝った選択をして、不利益を受けるような事態が起こることだけは回避して欲しい。
 

そう思う。

 

先生もそのあと述べているが、抗がん剤の苦しみや実際に効く人を考えると

私は、ある程度「抗がん剤は効かない」に賛同する。

すい臓がんの場合抗がん剤が奏効率で効く人が1割から2割と言われている。

すなわち、8割以上が効かない。

効く人も、副作用に苦しめられるのは3種類経験した私でも感じるところである。

 

私の場合、「補完代替医療」で丸山ワクチン、免疫治療を行っており、

この効果で、がんを攻撃する「リンパ球」が高い値に保たれていることで、

長く生きていると思っている。

その他、食事に気を付ける、筋力保持に努めることも実践している。

 

アブラキサンの副作用は点滴後3日間、点滴日を含めると4日間は

余り良い状態にないことになる。

アブラキサン+ゲムシタビンは通常3週投与、1週休薬であるので、

この場合生きている間の半分が副作用に悩まされる。

私の場合免疫治療が効いていて2週目はスキップなので倦怠感や眠気等の

副作用は、8/28で済んでいるが、手足のシビレは常時残っている。

 

最後の方で先生は、

体力が消耗して歩けなくなるような状況でも、

複数の抗がん剤療法が標準療法として定義されていると、

第2・第3の抗がん剤治療で体力をさらに消耗することを強いられるのだ。

免疫機能を徹底的に弱らせた後に、免疫療法など、お笑いの世界にしか見えない。

保険適用されている薬剤がない進行がん患者さんには、

本人が元気だと思っていても、すぐに緩和ケアが勧められる。
 
最近、幼児の白血病患者さんのお父様からCAR-T細胞療法を受けさせたいが、

どこかやってくれるところがないか、教えて欲しいと相談を受けた。

B細胞系の血液がんに対する効果は驚異的だから、両親の気持ちとしては当然だ。

このブログでも触れたが、中国ではCAT-T細胞療法を開発している会社が

20社以上もあるようだ。

子供に対する治験も始まっている。

それでも、中国を見下している医師が多いようだが、効果がありそうなものには、

膨大な資金が投下されるので、一気に進むのかもしれない。

日本で見捨てられた患者さんが、米国でなく、

中国に向かう日が意外に早く来るかもしれない。

これでいいのか、日本のがん医療は!

 

と述べられている。

 

 

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