シビレに関するアンケート最終結果報告 | ハマリョウの膵臓がん初回手術から14年半、共存9年

ハマリョウの膵臓がん初回手術から14年半、共存9年

2009年11月会社の定期検診で膵臓に影、
翌年2月に7時間に及ぶ手術を行い
2年後再発するも奇跡的再手術で
3年間無事に過ごすも、2015年7月に再々発、
11月に3度目の手術を別の病院で決行、
しかし取り切れず、エンドレス抗がん剤。

大変遅くなりましたが、シビレのアンケートについて最終報告します。

 

5月中旬からブログとすい臓がんカフェ参加者からのメールで調査しました。

 

質問の内容は以下の通りです。

1       抗がん剤の種類  アブラキサン・フォルフィリノックス・TS-1

           その他(        )

2       継続期間 (例:6ヶ月)(                

3       シビレの発生   有り・無し

4       シビレの程度 (例:足の裏全体と手の平全体)

                         

5       痛みの有無    有り・無し

6       服用している薬  リリカ・サインバルタ・漢方薬の牛車腎気丸、ビタミンB6

ビタミンB12、その他試しているもの   

  (              

7       上記薬の副作用 (例:眠気)(                 

8       痛み発生時の対応  冷やすのが良いのか暖めるのが良いのか?

                          

9       その他実施していること  (例:着圧ソックスの利用)

 

でした。

 

全体で51名の方から回答を頂きました。

 

51名の内訳ですが、4名がすい臓がん以外の方、47名がすい臓がん患者から

                   経験者   シビレ発生   痛み発生

アブラキサン+ゲムシタビン  25名      21名       8

ソルフィリノックス         27名      25名       8名

TS-1                 7名       2名       1名

 

2種類、3種類実施した方もいます。

シビレのない人はアブラキサン実施後3ヶ月以内3名、6ヶ月以内1名

フォルフィリノックス実施後2ヶ月以内1名 でした。

アブラキサン、フォルフィリノックスでは100%シビレは発生すると考えた方が良い。

 

私の場合、TS-1とアブラキサン+ゲムシタビンですが、

TS-1は1年半の実施で若干のシビレが発生したこともありましたが

時間と共に殆ど無くなりました。

アブラキサンは今現在シビレと痛みが発生しています。

 

ここまでが第1回報告です。

 

痛みの発生している人は全てシビレも発生しています。

 

シビレが発生している方で薬を服用している人数は

             シビレのある人   服用   非服用  途中で服用を止めた

アブラキサン         21       9      9       3

フォルフィリノックス     25       14     11       0 

 

途中で薬を止めた人は、機能低下、効かなかった、眠気であった。

 

服用している薬について調べたところ、

アブラキサンでは牛車腎気丸:8、リリカ:5、ビタミンB6:1、ビタミンB12:2、サインバルタ:1

フォルフィリノックスは、牛車腎気丸:5、リリカ:3、ビタミンB12:4、サインバルタ:2

であった。

思ったより薬服用している人が少ない。

ここで驚いたのは、漢方薬を飲んでいる人が多いと言うこと。

 

その他、内服薬で芍薬甘草湯、捕中益とう、ノイロトロピン、ブシ末、桂枝茯苓丸、

ヨクイニン湯、乾姜(煎じて)

外用薬としてボルタレンゲルやワセリンを使っている方もいました。

 

薬を服用している人が思いの外少なかったのは、

シビレをあきらめているのか、それほど酷くないのかだと思う。

 

シビレは抗がん剤を止めても長期にわたり残るのと、ずっと取れないこともある。

薬で抑えるか、抗がん剤を減量あるいは減量することも必要だと考える。

 

もし、シビレや痛みを我慢している人がいたら、

取りあえず牛車腎気丸、リリカを処方して貰うことをお勧めします。

サインバルタは、白金系には効くらしいが、タキサン系には効果が微妙というデータがある。

ここまでが第2回報告です。

 

ここからが新しい報告です。

抗がん剤投薬中行っていることを書きます。

 

青字は、頂いた回答から転記させて貰いました。

 

アブラキサン、フォルフィリノックス共に着圧ソックスの着用者が多く、

手についてもきつめのサイズ手袋を着用して、末端部への血流を少なくしている。

手足の末端部のシビレは、抗がん剤が末端部に流れて行き

そこに留まってしまい神経障害を起こすと言われているので、

なるべく流さないようにするというのは正しいと思います。

弾性ストッキングは、乳がん中心に臨床試験が行われ、

そろそろ結果が出るはずですが、微妙なのかもしれないですね。

騒いでないので・・・、

アブラキサンはタキサン系なので、基本投与時に冷やしたり、

弾性ストッキングも有効かもしれませんね。

 

アブラキサンについては、上記に加えて、

氷やアイスノンで手足の先を冷やすことを実施している方がかなりいます。

これは、すい臓がんと同じようにアブラキサンを投与する乳がん患者に対し、

臨床試験が行われているようです。

冷やすことにより、投与中指先の抹消真剣の血流が悪くなり、

その部分に薬剤が流れず痛みが起こりにくいとの理屈のようです。

乳がんの臨床試験の目的は、シビレというより爪が内出血し

その後爪の間に水がたまり、その後爪が剥がれることを防止出来るか、

だそうです(化学療法室の看護師さんの話)。

 

最後にシビレ発生時の対応ですが、

牛車腎気丸やリリカ、ビタミンB16の薬服用は効果があるようです。

また、やはり暖めた方が良いようです。

あと、私の経験ですが肌の乾燥は良くないので、

風呂上がりのスキンミルクでお肌のお手入れ、長時間の対応には、

ブロともさんから教えて頂いた「ワセリン」の塗布が良さそうです。

ただ、べとべとするのでソックスと薄手の手袋で大分軽減します。

 

編集したデータをJPEGで下記に示します。

           表-1  アブラキサン+ゲムシタビン                  

オレンジ色の番号はすい臓がん以外の患者さんです。

 

         表-2   フォルフィリノックス

オレンジ色の番号はすい臓がん以外の患者さんです。

 

         表-3   TS-1

 

最後にアンケートにご協力頂きました皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。

ありがとう御座いました。

 

 

 

 

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