日々の精進 | JAZZの香り♪ ★ ジャズシンガー 彩木香里 ★ KAORI SAIKI★

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15年前 友人に紹介された方のお宅に 私は五年間週一回 発音矯正に行っていた
先生の経歴は 医療業界の翻訳の仕事や 某有名会社の英会話と発音の教教師
後で聞いてみるとジャズピアノを趣味で習った
CDも沢山聴いていて 国内海外問わず良く知っていたので とても親しみやすい方でした
陽気な彼女はアメリカと日本のhalf
日常会話の大半は英語で むしろ日本語があまり上手ではなかったので  私にとっては好都合な条件
そして口癖は「私は発音に関してとてもうるさい先生と言われているのよ」と言う事で 出来るまで何度も繰り返し丁寧に教えてくれました
時々彼女は「私と飲みたい!!」と言って レッスン中にビールを持ってきて 付き合わされてレッスンにならなかった時もあったけれど 時には一緒に出掛けたり 忘れられない素敵な時間でした

そして5年後 彼女の結婚を機に 
一旦レッスンが終了

今彼女のレッスンを振り返ると こんな事も言っていた
「英語と日本語は 使っている筋肉が違うので センテンスを何回も繰り返し言う事で 違う筋肉が動いている!という事を まず脳に記憶させる事!
動きがキチンと脳に記憶されていれば 綺麗な発音が自然と言える」
脳に動きを記憶かあ…


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当時の写真

その時代の日々は 何か他の事をしている時も 頭の中はフレーズが駆け巡り反復していたし 気が付くと 電車の中でも歌っていたリ…

でも今…
大人になり学校に通い始め 毎日勉強と宿題に追われている日々
歌も英語の勉強も繰り返していくうちに自分の物になって行くと思うけれど それにしても最近の記憶力の無さにショックを受けていた
歳かしら…

と落ち込んでいたら 前期のテストで レベルアップしましたよ!と先生からのメールが届いた
やったー!!

次は更に難しくなるぞ
競争相手はいつも自分 
やっぱりコツコツやるしかないね
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所で NYで生活を始めた私にとって 世界のトップミュージシャンから 又は勝負をかけにやって来る若者達まであらゆるパフォーマンスを見て それはそれは勉強になる事ばかりだ  

先日 ヴォーカルライブに行った
その前にちょっと…
ボーカリストは身体が楽器 いつも同じ音が出るとは限らない 喉の調子から始まり 日頃の体力維持と 精神のバランスが整ってゼロの時点
ライブでは感受性をマックスにして音に集中
加えて 神から降りてくる第六感を願う…これは私の場合ネ
そしてどんなにあれこれ頑張っても いざ歌で語れる事は ついさっきまでの自分にしか過ぎない
ボーカルは顕著に表れると思う

それでそのライブは あらためて今自分が進もうとしている道の険しさと 本物は何か?という意味が際立って見えたステージだと感じた

以下↓ある方の批評です 同じボーカルとして 辛辣だけど真摯に受け止めようと思います

◯さんのフェイクの問題、彼女は冒険をしたくても怖くて出来ないのでしょう。それはコードチェンジ、ハーモニーの推移が完全に身に付いていないからです。いやチェンジは知っているのでしょうが音感が着いていけてない。器楽奏者はその点楽器という道具を扱っているから楽です。歌手は身体をコントロールするので難しい。だからフェイクでもアドリブでも作ってしまう。信頼出来る器楽奏者に頼んで作ってもらったりするのも一つ、それを繰り返すのです。エラだってメルトーメのようなアドリブ名人だつて、繰返しライヴを聴けば同じことの繰返しです。でもこれをやることでコードチェンジの感覚が磨かれてきます。似たフレーズを繰返すうちのにも、新しいアイディアも生まれてきます。彼らはこうして成長して行きました。
◯さんはこの曲で、あまり他の人がやらないヴァースも歌っていてとても丁寧。英語の発音もまあ巧みです。セカンド・コーラスからのフェイクも洒落ています。
ただし、フェイクの中の母音を使った小節まわしは、研究の要ありでしょう。どうしても無理している感じが拭えません。無理をするくらいなら無くてもいいのです。 総じての印象は、歌がやや重い感じがします。丁寧であるだけに重く感じるのかな?こんな印象を持ちました。