神戸は山の手
緑いっぱい広いお庭のある豪邸に住まう
タンタンお嬢様。
行けばいつも
あら、いらっしゃい、ごきげんようなの。と
可愛く出迎えてくれる。
24歳、人間で言えば70代だけど
とてもそうは見えない愛らしさ。
可愛い微笑みや
お茶目な仕草
時には小悪魔的表情で
そして
上目や伏目を巧み使い分け
人の心をぎゅっと鷲掴みにしてくる魔性の女。
だけど可愛いだけじゃない
凛とした表情に
波瀾万丈の人生を歩んできた強さも
感じさせます。
とても小柄で
子供と間違えられることもあるけど
短い手足でどっしりと
抜群の安定感を誇る。
そんなお嬢様は
当然のことながら
そこがね、ほら
可愛いだけじゃない年の功。笑
そして
素をさらけ出す寝姿も見逃せません。
敷物だったり
ぬいぐるみだったり
時には
どこかで見たようなギャグを仕込むお茶目さも。
何をしていても
表情や仕草、身のこなし
茶目っ気も持ち合わせた
本当にチャーミングなパンダさん。
そんなタンタンちゃんだから
中国の人たちからも愛されることは間違いない。
もちろん同じ仲間たちからも。
とりわけ
基地で暮らす男子たちは
こんなに魅力的な
おとな女子がやって来たらそわそわしそう。
放っておかないのかもしれないな。笑
もちろん
タンタンちゃんは一蹴やと思うけどね。
中国のパンダ基地を訪れたことのある方たちは
皆さん同様に話される
中国へ帰るときは寂しく心配もしたけど
実際中国に行ってその暮らしぶりを見ると
むしろこれで良かったと思えた。 と
それは
より野生本来に近い飼育環境
仲間が大勢いる
そういうところによるものだけど
さらに
先日読んだ神戸ジャーナルの記事には
タンタンが帰る予定の中国の『都江堰(とこうえん)基地』は、高齢のパンダが多く保護研究されていて、高齢によってかかりやすい病気などへの対処にも慣れている場所。
ともあった。
タンタンのこれからの健やかな暮らしのために
ひとつとても安心できた事だ。
そして何より
都江堰基地には
タンタンのお兄さん希梦とお姉さん白云が暮らしている。
長い間、ひとりで暮らしてきたタンタンだから
向こうでは
お兄さんやお姉さん
たくさんの仲間の存在を感じながら
暮らしていけるといいな。
神戸ジャーナル記事
https://kobe-journal.com/archives/8257788348.html
「タンちゃん ありがとう」
ご常連と思しきご年配の女性から
しきりに声を掛けられるなか
お散歩するタンタンちゃん。
音声あり
2019.4.9
神戸へやって来て20年
こうして
愛され続けてきたんですね。