姪浜駅南口にそびえる龍とうさぎと大波のオブジェ。

これは、姪浜の興徳寺に伝わる「白うさぎの恩返し」に

まつわるものだそうです。

「今から約750年前、後の大応国師が宋で8年間のきびしい修行を終え

 日本へ帰国の途中、山中で狼に追われる一匹の白うさぎを助けました。

 それからうさぎは、国師から離れようとしませんので、

 ふところへ入れ一緒に日本へと向かう船に乗り込みました。 
     
 船は、静かな海をすべるように進んで行きました。

 しかし、数日後、海はしけになり船はうねりの中で木くずのように揺れ、
 
 いまにも沈みそうになりました。

 その時、ふところにいた白うさぎがいきなり飛び出し、

 荒れ狂う海に向かって飛び込みました。

 するとうさぎの体から金色の光が立ち昇りました。

 うさぎ駆けていった後ろは静かな海にかわっていき、
 
 うさぎの後を進んだ船は、無事に姪浜にたどり着きました。

 そして、うさぎの姿は金色に輝き、空高く舞い上がり、

 やがて龍王の姿となって天に消えていきました。」

多くの神話が残る姪浜。

地名の由来も弥生時代、神功皇后が三韓遠征の凱旋帰国の折、この地の浜に

袙(あこめ)(女性の下着)を掛けて干したことから、

袙ヶ浜(あこめがはま)と呼ばれ、これがなまったものと言われています。

(※福岡市商工会議所のHPより文章を引用させていただきました。)



住吉神社のマスコット?

カッパは、むかし姪浜が水害に襲われた時、救って下さった守り神だそうです。
去る2008年11月1日、姪浜商店街にて

地元有志の方による街並ガイドと

みそ蔵での講演会とアコーディオン&ピアノコンサートのイベントがありました。

どれも面白かったのですが、

私が特に印象に残ったのが東川隆太郎さんによる

『町歩き』『地域の身近な魅力資源の再利用』をテーマにした講演会でした。



(真ん中が、東川さん。画像をクリックするとみやすくなります)

東川さんは、鹿児島では“まちあるきの達人”として有名らしく

NHK大河ドラマ『篤姫』の番組の終わりの

篤姫ゆかりの土地の台本も書いていたそうです。

公演、ガイドをよくされるそうで、さすがに話上手!

鹿児島弁で次々に繰り出される冗談に、どんどん引き込まれました。


東川さんの、まちあるきガイド歴は長いそうですが(たしか10数年ほど)

初めのきっかけは『もったいない』という思いだったそうです。

せっかくいい場所なのに、みんなが大事だと気付いてない事が『もったいない』

歴史建造物、自然が失われる事が『もったいない』

エコブームの今でこそ、よくきく『もったいない』という言葉ですが

東川さんは、随分前から考え、良い場所を伝え、残したいと考えるようになったそうです。

そこで、思いついたのが

自分で良いと思った場所を、世間遺産(not 世界遺産)と認定して

地元新聞の1コーナーで、長期間エッセイの連載されていたそうです。

たとえば、10mしかない小学校のプール

たとえば、公衆トイレの上にある大きな看板

なんだか、VOWネタのようでしたが、

たしかに目のつけどころが違うなと思いました。

姪浜商店街の中でも、いくつか見つけたそうで

めがね屋さんの看板『漁港が近いせいか、“魚”の視力検査って珍しいよね』って。



よく通る道沿いにあるのに、まったく気が付かなかったな~。

そんな話をきくと、身近な場所の変わったモノ見落としてたかも!

と思ったりして、改めて『まちあるき』の面白さを気付かされた講演会でした。

たしかに、飛行機や新幹線を使って、遠くに旅立たなくっても

いい場所いいモノ、たくさん地元にあるかも…なんて。

ブログを書きながら、まちあるきしたくなってきました。